食中毒の予防のために、感染症の予防のために、日常的な手洗いの習慣は大変重要です。でもちゃんと汚れを落とせているのかな…?必要なタイミングで正しい手洗いができているか、見直してみましょう。
コロナ禍を経て、様々な細菌やウイルスからの感染予防に手洗いが重要であると周知されるようになりました。皆さんは、普段から正しい手洗いができていますか? この画像は、手についている汚れを特殊なローションで人工的に再現したものです。ブラックライト下で光っている部分が洗い残しです。ハンドソープを使用して手洗いをした後ですが、汚れが残っているのが分かります。特に指の間と爪の周辺に洗い残しが多くありますね。
細菌やウイルスは、外出やトイレなど様々な場面を通して手指に付着します。その手で食事をしたり、目や鼻などの粘膜を触ってしまうことで感染します。せっかく手洗いをしたのに、洗い残しがあっては困りますね。そこで正しい手洗い方法を見てみましょう。ハンドソープをよく泡立て、指の間や爪の周りを意識して洗うようにしましょう。ハンドソープを泡立ててから、15秒以上は手指をこすり合わせます。
よく使われているのは、液体タイプと泡タイプのハンドソープです。液体タイプは手の細かい部分に入り込みやすく、また泡立てるのに時間がかかるため、しっかり洗うことができます。一方で泡タイプは、手軽に洗うことができます。摩擦も少なくて済むので肌の弱い方にもおすすめです。また成分も、洗浄力の高い物や殺菌効果のあるもの、肌への負担が少ないものと様々です。使用目的や自身の肌質に合った商品を使用しましょう。
手をきれいに洗っても、その手を拭くタオルが汚れていては意味がありません。濡れたタオルは、細菌やウイルスの温床になってしまうので、せっかく洗った手をまた汚れてしまいます。手拭きタオルはこまめに取り換えるようにしましょう。ペーパータオルを使用するのも良いですね。自身や周りの人の健康を守るため、正しい手洗いを習慣化しましょう。
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調理Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ/ライフステージ栄養 他