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どちらも焼いていると、ジュワッと油が出てきますね。

あぶらは2種類あります。常温で固体のものが「脂」、液体のものが「油」です。肉に含まれるあぶらは「脂」であり、飽和脂肪酸になります。一方、魚に含まれるあぶらは「油」であり、不飽和脂肪酸になります。さて、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸は何がちがうのでしょうか?

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魚の油である「不飽和脂肪酸」は体内でどのような働きがあるのでしょうか?

魚に含まれる油はEPAやDHAであり、動脈硬化を防いだり、抗血栓作用があります。特にDHAは脳の機能維持に関与しています。以前、スーパーマーケットの魚売り場で「さかな、さかな、さかな~、さかなを食べると~、あたま、あたま、あたま~、あたまがよくなる~♪」という曲が流れていましたね。あながち嘘ではありません。ただし、魚を食べても勉強は必要ですよ。

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では、肉の脂である「飽和脂肪酸」は体内でどのような働きがあるのでしょうか?

肉に含まれる脂は、血液中の中性脂肪を増やし、動脈硬化をもたらします。焼肉を食べた後は、満足感がありHAPPYな気分になりますが、くれぐれも肉の食べ過ぎには注意したいものですね。

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我が国の肉と魚の消費量は?

我が国の肉と魚の消費量は、2011年を境に、魚よりも肉の消費量が上回りました。人生100年時代をよりよく生き抜くために、肉もいいですが、魚も食べてください。秋の油ののった秋刀魚、戻りガツオ、最高ですね。春の表面を炙った初ガツオもいいですね。魚には旬がありますので、食卓から季節も味わってみましょう。

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主な担当科目

栄養教育/栄養教育実習/栄養カウンセリング/栄養カウンセリング実習/食介護・栄養ケアマネジメント 他

 
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