子どもたちは音の出るものが大好き!テレビなどから流れてくる音楽もすごく楽しい!でも、自分で作ったものを、こすったり、叩いたりしてつくる音は、もっと楽しくて面白い!?さあ、楽器を作ってみましょう。
プラスチック製の100均ゴミ箱、透明テープ、布テープを用意し、透明梱包用テープを放射状にゴミ箱の口全体に貼り、幅5センチほどの布テープも同じように上に重ねて貼ります。周りに布テープを貼りテープのでこぼこを隠します。バチは割りばしの先におはじきを2つ、割りばしを挟むように両面テープで貼りつけます。その上から全体をビニールテープで巻きます。2本作ります。シールなどを貼って素敵な太鼓にしましょう。
太さの違うストローとボール紙、両面テープ、透明テープを用意し、縦10㎝、横30㎝にボール紙を切り、その上に両面テープで長さ15㎝のストローを貼っていきます。貼り終えたら裏面に透明テープを貼り、ボール紙とストローがはがれないように固定します。バチは割りばしなどいろいろ試すのも面白いでしょう。マスキングテープなどでデコレーションしてもかわいいですね。太さの違う音を楽しみましょう。どんなリズムが弾きたくなりましたか?
新聞紙を一枚持って、音を立てずに歩いてみましょう。ちょっと緊張しますね。音を出さない体験の後、新聞紙を強くひらひらさせたり、弱くひらひらさせて強弱をつけると音が新鮮に聞こえてくるかもしれません。次に“ビリビリ”と破いて、音を聞いてみましょう。いっきに破ったり、ゆっくり破ったり、音の長さが変わりますね。その長さの違いを活かして「おーきなくりの きのしたで」や「ぞーうさん ぞーうさん」などの曲当てクイズも楽しいですよ。
既製の楽器ではなくても素敵な音楽は生まれます。でもそれは、いい音、気に入った音を求めていく中ではじめて楽器という道具になってゆけるのです。音と遊びながら音を見つけていく喜び、楽しさがあります。その時には、自分にしか出せない音、お気に入りの音など、その音の向こうに新しい音の可能性を探しはじめるのです。手づくり楽器をきっかけに様々な音に気づき、音の世界が豊かになるといいですね。
introduction
幼児表現(音楽)/子どもの音楽表現/保育内容(表現) 他