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寝たまま測れる乳児用身長計

生まれたばかりの赤ちゃんの平均身長は50cm 、平均体重は3000gです。その後わずかな期間で急激に成長し、1歳では体重が出生時の約3倍に、身長は約1.5倍になります。身体発育の指標として正しく測定することが重要です。 赤ちゃんの身体発育は栄養状態の影響を大きく受けるとされていますが、1回だけの身体計測ではなく、継続的な測定により総合的に評価することが必要です。そこで検診では身長測定時、寝かせたまま測定できる乳児用身長計が使われます。 実際はおむつを外して2人で測定します。(1人は頭を支え、もう1人は両膝を伸ばします)

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自宅でも測れる身長

健診時以外はなかなか測定する機会がない身長ですが、実は自宅でも簡単に測定できる方法があります。
①赤ちゃんの頭を壁や支え(写真は厚紙を丸めた物)につけて、仰向けに寝かせます。②2人組になり、頭を1人が支えます。③他の1人は赤ちゃんの両膝を伸ばします。④足の裏に板(本・段ボールなども可)を当てて、足の裏が板と垂直になるようにします。⑤ テープなどで目印をつけておき、壁から目印までをメジャーで計測します。

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寝たまま量れる乳児用体重計

乳児用体重計(ベビースケール)は クリニックや保健センターに置いてあるほか、商業施設やベビー用品店の授乳室でも見かけます。体重は、毎日計測する必要はなく4~5日、あるいは1週間単位で計測するだけでも十分ですので健診や外出時に利用するのも良いでしょう。赤ちゃんの体重を量るときは、毎回できる限り同じ条件にすることが望ましいです。食後や排泄後など、できる限り決まった時間に、衣服やおむつを脱いだ状態で測ると正確な測定ができます。

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家庭用体重計を使った体重測定

ベビースケールがない場合も、月齢が増えてくれば通常の体重計で赤ちゃんの体重を測定することが可能です。 ①赤ちゃんを抱っこしたまま体重計に乗り、自分と赤ちゃんの体重を一緒に測る。②ママまたはパパ 1 人の体重を測る 。③ ①から②を引くことで測定できます。「子どもの保健」ではこどもの身体測定や健康状態の把握、乳幼児の発達と病気について、ケアの視点から考えます。

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