多くの人にとって公共図書館は、身近にあって無料で本を借りることができる場所、という認識ではないでしょうか?ここでは、それだけではもったいない、図書館の役割やその魅力について確認していきましょう。
公共図書館は、利用者があらゆる種類の情報をたやすく入手できるようにする、地域の情報センターとしての役割を担っています。また、年齢、民族性、ジェンダー、宗教、国籍、言語、あるいは社会的身分やその他のいかなる特性を問わず、全ての人が平等に利用できるという原則に基づいてサービスが提供されています。 このように公共図書館は、全ての人の生活を良くするための「公的なインフラ」の一つなのです。
赤レンガ図書館の愛称をもつ図書館です。 1919年に建てられた東京砲兵工廠銃砲製造所の建物がベースになっており、館内はユニバーサルデザインが採用され、段差はなく通路もゆったりして心地よい雰囲気が漂っています。 これまで、公益財団法人日本デザイン振興会が、毎年優れたデザインの物事に贈るグッドデザイン賞と日本図書館協会が優れた図書館建築を顕彰する日本図書館協会建築賞を受賞しています。
愛知川図書館は住民がいつでも活用できる地域情報や行政コーナーが充実しており、中でも「まちのこしカード」は住民からの情報にもとづいて郷土の自然や生活を記録に残すほか、職員が愛荘町や滋賀県のあらゆる地域情報を収集しファイリングしている。 まちづくりの要としての貢献が認められ、図書館のあり方を示唆する先進的な活動をしている機関に与えられる「ライブラリー・オブ・ザ・イヤー」を2007年に受賞しました。
富山県の舟橋村は日本一面積が小さな自治体です。この小さな村の図書館で、2008年にある「事件」が起こりました。開館10周年の記念行事を開催していた時、カモシカが図書館の自動ドアから迷い込みました。カモシカは1階の児童書コーナーでちょっと暴れて絵本を汚したものの、大事にはいたらず、その後、山に戻されました。 このホノボノとした素敵な話が『カモシカとしょかん』という絵本になりました。
introduction
図書館概論/図書館総合演習/図書館情報資源論/図書館サービス概論/図書館制度・経営論 他