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ポテトチップス発祥は? 偶然できた? 日本での販売は?

発祥は1853年アメリカのレストランで「フライドポテトが厚すぎて食べにくい」との客の苦情があり、コック長がフォークで刺せないほどの薄切りにして出したところ、絶賛されたことが始まりと言われている。戦後まもなく日本にも伝わり、1962年湖池屋の創業者の小池和夫氏が第1号の『ポテトチップスのり塩』を開発・販売した。日本ならではものを作りたいと考え、食卓にある調味料を使い試行錯誤した結果、たどりついたのが「のり塩」

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体に良くないのはなぜか?食べ過ぎると?

ポテトチップスは油で揚げられたジャガイモから作られており、比較的高カロリーです。1袋の量は約60gで全部食べると340キロカロリーになります。また、油で揚げるため脂肪分も多いです。1袋の3分の1、約20gが脂質です。食塩は1袋に約0.7g含まれます。食塩の摂取目標は男性7.5g未満、女性6.5g未満なので、その内の約10%を摂取することになります。これらのことから食べ過ぎると、肥満、心臓病、高血圧などのリスクが増加します。

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発がん性のあるアクリドアミドとは?要注意です!

アクリルアミドは、ジャガイモなどのデンプンが高温で調理される際に生成される化学物質で、ポテトチップスにも含まれます。動物実験において極めて高濃度のアクリルアミドを投与した場合に発がん性や生殖障害の可能性が報告されています。しかし、その影響が人間にどの程度あるのかはまだ十分に理解されていません。専門家は、アクリルアミドの暴露を最小限に抑えることを推奨しているので、過剰な摂取をしないことが重要です。

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体に有用な栄養成分は?健康増進に役立つ?

ポテトチップスは、じゃがいもが原料であるため、食物繊維やミネラル(カリウム、鉄、ヨウ素)、ビタミン(B1、C、葉酸)などの栄養成分が豊富に含まれています。食物繊維は整腸作用、カリウムは高血圧予防、ビタミンCはコラーゲンの生成や抗酸化作用などの働きがあります。葉酸は妊娠中の女性に必要な栄養成分です。このようにポテトチップスは栄養強化や健康増進に役立つ食材です。食べる時は食べ過ぎに注意しましょう。

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主な担当科目

食品学I・II/食品学実験/食品・メニュー開発実習 他

 
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