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競技特性によるエネルギー補給

アスリートに必要なエネルギーは、体格や競技特性によって大きく異なります。特に競技内容に関しては、エネルギー消費量別に大きくマラソンやトライアスロンなどの持久系、体操や陸上短距離走などの筋力・瞬発力系、野球やサッカーなどの球技系の3つに分けられます。パフォーマンスを最大化するためには、アスリートの食事と一括りにするのではなく、競技期間やトレーニング内容にも合わせて調整することが必要です。

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アスリートに必須のエネルギー産生栄養素

アスリートの食事には、糖質、たんぱく質、脂質がバランスよく含まれている必要があります。糖質はトレーニングや試合前後の主要なエネルギー源、たんぱく質は筋肉の修復と成長、脂質はエネルギーの長期的な供給源となります。最近では、トレーニング後にはたんぱく質摂取という考え方が一般的になってきていますが、たんぱく質ばかりを摂取するのではなく、糖質や脂質の役割も理解した上で、バランスを整えることが重要です。

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ビタミンとミネラルの力

ビタミンとミネラルは、アスリートの体調管理とパフォーマンス向上に重要な役割を果たします。特に、ビタミンAやビタミンB群、ビタミンC、鉄、マグネシウムは体内のエネルギー代謝や体調管理に役立ち、カルシウムやビタミンDは骨密度の維持に必要です。糖質やたんぱく質、脂質だけでなく、これらの栄養素を様々な食品から日常の食事に取り入れていくことが求められます。

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タイミングで差がつく!運動中の最適な水分補給

運動中の水分補給はパフォーマンスを維持するために重要です。運動開始30分前までに500mlの水を摂取し、運動中は20分ごとに150~200mlの水分摂取が推奨されます。特に高強度や長時間の運動では、多量の発汗があるため、体液に似た組成をしているスポーツドリンクの摂取が効果的です。運動の最中に大量の水分を摂取すると身体が重くなり、反対に運動後まで水分補給を一切しないと脱水の恐れがあるため、水分補給はタイミングが大切です。

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主な担当科目

栄養教育論Ⅰ・Ⅱ/栄養教育論実習Ⅰ・Ⅱ/臨床総合演習/臨地実習 他

 
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