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これからを生きる力を育むには?

現代は、予測の困難な時代であると言われます。AI等の情報技術の進展による社会変化や、感染症の脅威、気候変動の影響など、これまでにない課題が次々に現れています。このような時代を生きるためには、個々の学習者が自ら課題を発見し、主体的に解決に向かう力を育む必要があります。みんなで一斉に答えの定まった内容を学ぶ学校のあり方が、今、問い直されています。

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「個別最適な学び」とは

そこで目指されているのが、「個別最適な学び」の実現です。この理想は、中央教育審議会の答申「『令和の日本型学校教育』の構築を目指して」において示されました。「個別最適な学び」とは、学習者一人一人の特性や学習到達度に応じた「指導の個別化」と、興味関心に基づいた「学習の個性化」を実現することを目指す教育方法です。コロナ禍を機にパソコン等の1人1台端末の整備が進んだことで、その可能性が広がりました。

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「個別最適な学び」の模索

「個別最適な学び」の実現に向けて、各地で試行錯誤が進められています。例えば、子どもたち一人一人が決められた時間での学習計画を立案し、自分に合ったやりかたで学ぶ授業や、各自がテーマを自由に選んで行う探求型の授業などが、一部に取り入れられています。自分にあった方法や内容を選ぶことで、学びに向かう意欲が引き出されるとともに、学びを自らコントロールする力も身につくことが期待されます。

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「協働的な学び」とともに

「個別最適な学び」は、孤立した学びとならないよう、「協働的な学び」と一体的に推進されるべきとされています。学校には様々な子どもたちが集まってきます。その多様性を認め合いながら、互いに協力して対話的に学び合っていくことが必要です。「個別最適な学び」と「協同的な学び」が実現していくとき、学校における学びの姿は少しずつ変わっていくでしょう。あなたも、よりよい学びへの模索に参加しませんか?

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主な担当科目

教育原理/教育課程論/教職入門/基礎演習/教職保育特論 他

 
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