4月から家庭科教員として頑張ります。(家政学専攻)

山内 理詠さん
家政学部 家政学専攻4年(藤ノ花女子高等学校出身)

Q. 卒業おめでとうございます。4月からの進路を教えてください。

高校の家庭科教員として働くことになりました。
私は高校の食物科出身で、調理や食について専門的に学んでいました。その頃から将来は食の知識を活かせる仕事がしたいと思い、家庭科教諭の資格が取れる愛知学泉大学の家政学専攻に進みました。
家政学専攻では4年間、家庭科の教員になるための勉強を行ってきました。先生方からそれぞれの専門分野の指導を受け、被服など苦手な分野を克服することができました。教育実習では様々な試行錯誤を重ねつつ貴重な経験がたくさんでき、4月からは自分の母校である「藤ノ花女子高等学校」の教壇に立つことになりました。不安もありますが、自分の後輩でもある生徒たちに、自分の好きな家庭科を教えられると思うと本当に楽しみです。

Q. 教職課程の授業について教えてください。

一番に思い出されるのは、実際に家庭科の授業をどう組み立てていくかを学ぶ「家庭科教育法」です。特に3年前期で受けた「家庭科教育法B」では何度も指導案を書き、繰り返し模擬授業を行いました。そのおかげで「授業で本当に生徒に伝えたいことはなんだろう」と深く考えることができました。
また家庭科という教科は、調理や被服だけでなく、住居、家族、保育など様々な分野があるので、自分が得意だった調理以外の授業を組み立てるのは大変でしたが、力になったと思います。
3年後期で受けた「家庭科教育法C」では、例えば防災に関する授業で、身近にあるものを使ってスリッパやナップサックをつくったり、4年前期で受けた「家庭科教育法D」では「紙おむつと布おむつではどちらがいいか」という実験を行ったり、それぞれに特徴があり楽しかったです。


教育実習後に行われた「教育実習指導」の授業にて

Q. 大学で自分が変わったと思うことはありますか?

思考力がついたと思います。もともと記憶することは得意でしたが、深く考えたり、「本当にここに書いてあることは正しいのか?」と立ち止まってみることはありませんでした。でも大学で学ぶうちに、例えばレポートを書く際にも根拠を探すようになったり、実験の結果もこれでいいのかと思ったり、なんだか違う頭が働くようになった感じです(笑)。図書館にも頻繁に行くようになって、論文などいろいろな文献を読みました。大学はもちろん友達や先生と楽しく過ごせた場所ではありましたが、何より自分を成長させてくれた場所だと思って感謝しています。