管理栄養士専攻卒業 医療法人誠心会 大菅病院

牧野 早佑加 さん
家政学部管理栄養士専攻(医療法人誠心会 大菅病院)

管理栄養士専攻の卒業生を取材してきました。
ご紹介いたします。

Q.どんなお仕事をされていますか?

入院している方も高齢者が多く、90才の胃癌の方や80才の糖尿病の方などそれぞれに言葉がけをしています。
巡回では、「ごはんは美味しいですか?」「食べられないものはないですか?」など
「ドクターから肉を避けてほしいと言われたが、どういう状態なのか」など
また当院はデイケア(通所リハビリテーション)も行っており、その方々へも言葉をかけ、状況把握に努めています。
大菅病院は急性期病院として地域根付いた医療を行っており、24時間体制で稼働しているが栄養科は牧野さん1名で8時45分~17時30分までの日勤体制となっている。
調理・食事をお願いしているのは、富士産業(株)と委託給食の契約をしており、患者さんからの内容を伝え、献立の見直しや調理法の改善を図っています。調理場担当の管理栄養士と意見交換は大変多いですね。

 

Q.卒業してずっとこの病院で勤務しているのですか?

卒業後、東京の食品産業を扱っている会社へ就職し、仕出し弁当の栄養計算や細菌検査などを担当していました。
その後、地元長野県の高齢者施設へ転職しました。施設では、主に献立作成と発注を担当しており、利用者さまにあった食材・食品の提案もしていました。
管理栄養士の職務として栄養管理や栄養指導の専門的な仕事に挑戦したい思いが強くなり、大学の先生へ相談すると、愛知県栄養士会の求人で病院を探し受けてみると良いと卒業後にも関わらず、ご助言とやる気をいただき、現在の病院へ勤務となりました。卒業後も覚えていて下さる先生方のお心配りがあったからこそ、現在があります。深く感謝しておりますと同時に、

それが学泉大学の素晴らしい所だと卒業後の今も感じています。

 

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Q.病院勤務は今までとは違いますか?

やはり多くのこと知識が必要で勤務しながらも勉強していかないとついていけないと感じました。
この病院ではドクターが中心となってカンファレンスを開催して「この手術には…」など様々な知識が学べる中で多職種が各専門的立場から意見を出し合い、患者様の退院支援に向けて検討できる環境です。
大学時の勉強では内科的な勉強が多かったですが、病院では整形や外科の患者さんも多いため、自らも外部の研修会へ参加して管理栄養士として必要な知識習得に努めています。

 

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