「メディア論」の授業にて(家政学専攻)

家政学専攻3年の「メディア論」の授業です。
この授業では、テレビ、雑誌、ラジオといったメディアの機能を学びます。

例えばテレビについて。
この日の授業では、平日の昼にオンエアーされている生活情報番組やワイドショーを取り上げ、その特徴について考えました。

 

実際にある日の正午に放送された番組を見て、
・ニュース番組とは異なり娯楽的要素が強く、起きた出来事をストレートに伝えるのではなくドラマ仕立てにしている。
・スタジオが家庭のようなアットホームな空間づくりになっているため、スタジオとお茶の間(視聴者)が一体化している感覚がある。
などの傾向に気づき、そこから現代の日本社会について読み取れることは何かを学びました。

また別の回では、ニュースの報道の仕組みについて。
「自民党総裁選のニュースを自分なりに記事にする」という課題を各自予習として行っているので、始めにグループでお互いの制作した記事を見比べ、違いや共通点について話し合いました。

 

 

 

特に「共通点」の部分に焦点を当て、どこからその共通性が来るのか。例えば日本の「記者クラブ」のあり方(報道官が報道することをそのまま記事にする、報道機関の独自の視点がない、ジャーナリズムの本来の機能を果たしていない)について学びました。

「テレビ」や「新聞」という特定のメディアだけ見ても、メディアの種類によって浮かび上がる問題が様々であることがわかりました。

今後は雑誌やラジオなどのマスメディアについて考えるのはもちろん、コンビニエンスストアやテーマパークなどのメディア空間について取り上げるなど、身近な生活に結びつきやすい視点でも捉えていきます。