
キャンパスブログ
ファッションを生み出すとき、その表現法として必要なデザイン画。
この授業では基本的なプロポーションのとり方、顔の表現、ポーズのつけ方を練習します。
雑誌など参考に、自分の好みのファッションイメージを描きます。
ケント紙とはデザイン画を描くときによく使用される紙で、表面がきれいで消しゴムをかけても毛羽立たず、絵の具を塗ってもにじみにくいもの。
この用紙を使うと「デザイン画を描くぞ!」という気持ちになります。
写真デッサンの練習では、写真を参考にそのポーズ、コスチュームなどをデザイン画的にディフォルメ(強調)して描きます。
写真を見てその人の体のラインを想像する。
まず、顔・首・肩線の傾きをとって
↓
鎖骨から重心線(垂直)を下ろす
↓
ウエストとヒップラインの傾きをとり
↓
支脚(重心をかける足)と遊脚(軽く支える足)を決める
↓
手のポーズを決める
8頭身くらいにディフォルメすることで、どんどんカッコよくなります。
ファッション画を描くのは難しいと思われがちですが、
「目の大きさはこれくらいにしたら」
「鼻筋はセンではなく絵の具の濃淡で」
「鼻の孔はわかりやすく」
「鎖骨や腕の肌色はこうすると立体的」
「この色ならグラデーションをつけるときれいに見えますね」
など先生のアドバイスを受けると、みるみるうちに自分の描いたデザイン画がイキイキとしてきます。
紙から浮き上がってくるようです!
ひとつ一つを丁寧に教わることができるため
4月の頃とはまるで違う画が描けるようになり楽しい授業です。