松平高校にて「なるには講座」を実施

11月8日(木)愛知県立松平高等学校にて、本学教員による出張講座が行われました。

愛知学泉大学と松平高等学校は、2018年4月19日に教育連携協定を結び、以来様々な連携の形を探ってきました。松平高校のみなさんには、これまでも現代マネジメント学部の学外実習に参加していただき、大学ならではの活動の雰囲気を体験していただきました。

そして今回は「なるには講座」と題し、特に進学を希望されている2年生の方々に「大学・短大・専門学校に進学する意義」をお伝えしたり、各教員による専門分野のお話をさせていただきました。


各講座の様子は以下の通りです。

栄養系の講座
家政学部 管理栄養士専攻にて「給食経営管理実習」「福祉栄養実習」などを担当されている浅田英嗣先生に、「管理栄養士とは一体どんな仕事をするのか」「どんな人が向いているのか」「管理栄養士と栄養士の違い」など、ご自身の経験も踏まえて具体的に紹介していただきました。

 

保育系の講座
家政学部 こどもの生活専攻にて「保育内容(言葉 表現A)」「こども言語」を担当されている古川洋子先生に、保育士の仕事内容についてお話いただきました。特に、保育士の活躍の場は保育園だけではなく、乳児院、児童養護施設など想像以上に幅広いことを、実習を経験した4年生にも語っていただきました。

 

看護系の講座
家政学部 こどもの生活専攻にて「子どもの保健」「乳児保育」などを担当されている黒谷万美子先生に、「看護師」や「保健師」といった職業についてお話していただき、その後、水銀血圧計と聴診器を使用した血圧測定を、こどもの生活専攻の学生と一緒に体験していただきました。

 

工学系の講座
現代マネジメント学部にて「情報マネジメント論」「オペレーションズ・リサーチ」などを担当されている今泉充啓先生に、工学系が学べる学部、就職先などをお話いただきました。また問題解決法の一つである「オペレーションズ・リサーチ」について、それが暮らしの中でどのように活用されているかなどを教えていただきました。

 

経済系の講座
現代マネジメント学部にて「起業論」「現代企業論」を担当されている金森和彦先生に、学問としての「経済学」「経営学」「商学」の違い、大学でそれらを学ぶ場合の学部選びなどを教えていただきました。また「企業」「雇用」「職業選択」などについて、マネジメントの視点からわかりやすく説明していただきました。

 

どの講座でも、高校生のみなさんが真剣に聞く姿が印象的でした。気になる進路について、自分が思い描いている以上の詳しい情報や、新たな発見が得られたようです。特に本学の学生が、自分達がかつて高校生の時に知りたかった情報、でもなかなか知る手段がなかったという情報を、自分たちの体験として松平高校のみなさんにお伝えするという場面では、聞いているみなさんも特に熱心にメモを取っていました。
松平高校の加藤校長もその部分について評価していただき、今後もこのような機会を含め、さらに密接な交流ができると良い、と話されました。

 

 

現代マネジメント学部飯田学部長のコメントです。
「松平高等学校の教務日程が厳しく、実施時期や内容を決定することに難儀した。だが、この連携事業の豊田学舎側責任者の堀田教授が、生活情報科主任の宇野先生と頻繁に連絡を取り合ったり高校に赴いたりしたことで、一回目の協定事業を成功裡に終えることができ安堵した。今後さらに意義ある協働事業を展開したい。」