現場で働く小学校の先生や保育士さんのお話を聞きました。(こどもの生活専攻)

こどもの生活専攻の学生が、現役の小学校の先生、保育園の先生方のお話や取り組みに触れる機会がありました。


まずこちらは8月9日に行われた「教職シンポジウム」にて。

最初に「いま、小学校教員を目指す学生に必要なこと」というテーマで、宮下裕紀先生(東海市加木屋小学校教諭)にお話をしていただきました。教員採用試験を受けたばかりの4年生や、これから実習などで経験を積んでいく1~3年生にとって、「これからも頑張って先生を目指そう!」と改めて決意させてくれるような内容でした。

 

その後は、普通クラスや特別支援のクラスを担当されている先生方を中心にシンポジウムが行われ、現場で体験されたお話をたくさん披露していただきました。

 

例えば特別支援の子どもと同じクラスで学ぶ子ども達のエピソード。ドッジボール大会で、特別支援の子ども達をチームに入れるということに、もしかしたら抵抗を示すのではという担任の先生の予想に反し、子ども達は迷いなく「一緒にやる。そのうえでどうやったら勝てるか考える」と答えたそうです。そんな子どもたちの純粋さが伝わる数々のお話に触れ、「先生という職業はやっぱりいいな」と感じる学生達でした。

 


またこちらは保育士さんの活動に触れることができた一日。

8月22日、「愛知県現任保育士研修」の1つである「中堅前期保育士研修」です。これは職務経験が3~6年の保育士が自身のレベルアップのため受講するもので、短期大学の幼児教育学科や家政学部こどもの生活専攻の教員が、「乳児保育」について、「子どもの発達」についてなどの講座を5日に渡って担当。最終日のこの日は「保育職の魅力の伝達」という内容の演習が行われ、参加者が10チームに分かれ、保育の魅力を伝える内容の劇や歌をステージで披露しました。

 

「なんと言っても子どもがかわいい!」「人間関係がいい職場が多く、自分の成長につながる」「給食が美味しい!」などの魅力を全力で伝えていただきました。どのステージもほぼ初対面同志の保育士さんたちが、たった数時間で準備したとは思えないものばかり。

 

この様子を見るだけで現役保育士さんのパワーと情熱が伝わってきて、学生達の大きな刺激となりました。

最後は学生から保育士さんたちに様々な質問をすることができました。就職活動中に感じた疑問を投げかけた4年生、男性の保育士さんに気になることを聞けた男子学生、など…。

 

 

両日とも、自分達の夢を後押ししてくれるような大変貴重な時間でした。