「公衆衛生学Ⅱ」(管理栄養士専攻)

2年次後期の授業「公衆衛生学Ⅱ」の授業です。

前期で受けた「公衆衛生学Ⅰ」では、生活習慣病の予防、感染症対策、疫病の対策など「人々がずっと健康でいられるための知識」を広く学びました。「公衆衛生学Ⅱ」ではその知識を踏まえ、医療保険制度、介護保険制度などの保険制度や、地域保健、学校保健、障害者福祉など、「健康をサポートする公的な仕組み」を学びます。

 

 

この日は「障害者福祉と健康」について。
管理栄養士として働くなら、福祉施設で栄養のサポートをしたいと考える人も少なくありません。「障害者総合支援法」など、特に福祉の場で必要となる法律を学びました。
例えば医者と連携して行う「栄養ケア計画」。その中でも、管理栄養士の重要な業務である「栄養マネジメント加算」について、それがどのように法律で定められているかなどを聞きました。

 

3年次以降には実際に「栄養マネジメント加算」の方法を学んだり、高齢者向けの食事をつくるといった授業もあるため、ここではまずベースとなる知識を習得します。
※こちらのような、福祉分野について学べる授業につながっていきます。

嚥下(えんげ)リハビリ実践を学ぶ(管理栄養士専攻)

 

また「公衆衛生学」で学ぶ内容は、管理栄養士国家試験では「社会・環境と健康」の分野として、問1から17に出題されることになっています。その対策として、毎回先生からは試験に出そうなポイントを伝えていただいています。

 

この日は「精神障害に関する問題がよく出るので、ここで触れておきます」とのことでした。統合失調症、うつ病など障害の種類や、強制入院と判定された場合の入院の種類などを中心に説明していただきました。

 

授業後は、学生達が担当の太田先生に様々な質問している姿が印象的でした。授業でわからないことや、テスト対策など、何気ない不安を聞いてもらうだけでも安心して勉強に臨めるようです。