「未来へつなぐアウトリーチ」活動中間発表

2016年から家政学部で行っている「体験型ボランティア実習」(未来へつなぐアウトリーチ)。
今年も管理栄養士専攻、家政学専攻、こどもの生活専攻の1年生が、自然豊かな豊田市旭地区で様々なボランティア活動を行っています。

4月の活動初日の様子はこちら。

今年も旭地区のみなさんにお世話になります

この活動で特徴的なのは、家政学部ならではの学びや衣・食・住・生活の視点を活かせること。夏祭りで販売するデザートを考案したり、地元の方々と一緒にイノシシの解体に挑戦したり、放置された竹林の竹を再利用しておもちゃをつくったり、今年も学生達の様々なアイディアと行動力が旭地区のみなさんを元気づけています。

9月3日、前期に活動した全チームがその内容を発表しました。
例えばこちらは、しだれ桃で有名な浅野自治区で活動したチーム。

 

スモモの収穫をしてジャムをつくったり、ジャムと一緒に配るためクッキーをつくりました。調理などでは異なる専攻の学生が力を合わせられるよう、一人一人が何が出来るかを考えたそうです。

 

 

 

またこの地区では一人住まいの高齢者の方が多いため、それらの方々を訪問する活動も行いました。

どのチームも、活動で発揮できた「社会人基礎力」について発表します。それと合わせて「pisa型学力」(課題発見とその解決のために知識や技能を活用する力)についても言及。自分達の活動を常に客観的に振り返ります。

 

発表の最後に他のチームから質問を受けました。
「お年寄りの方と会話が弾まなかった時などはどのようにしましたか?」
「折り紙などをつくってそれをプレゼントし、それをきっかけに話を盛り上げるようにしました。今後は会話の中で自分の考えをわかりやすく伝えられるよう努力したいです。」


どのチームの発表からも、「地元の方々と交流できたことが一番楽しかった。」「自分たちの活動が喜んでもらえたことが何よりの励みになる。」「他の専攻の人と一緒に活動したことが新鮮で楽しかった。」などなど、ここ数か月で得た充実感が伝わってきました。