ヘルシーメニューを考案中(管理栄養士専攻)

管理栄養士専攻4年の「臨床栄養実習」(キャリア教育)にて。
この授業では、将来医療分野で活躍したい学生が、糖尿病、痛風、メタボリック症候群、膵炎、など様々な症例について学び、検査や症例検討を行います。

今年度の授業ではそれに加え、実践力を身につける取り組みとして、大量調理に適した「ヘルシーメニュー」をグループで考案しています。

こちらは調理の様子です。

 

3つのグループが考えたメニューはこちら。

★「夏野菜たっぷり満腹プレート」~愛知をたくさん味わおう~


夏野菜フライをトッピングしたドライカレーに、黒ごま豆乳のラッシーや宇治抹茶のグリーンスムージーをプラスしています。

★女性にうれしいスーパーフードを使用した和食メニュー


麦飯、ひよこ豆コロッケ、トマトとアボカドの和風マリネ、具だくさんデトックススープなど、栄養価の高いスーパーフードが多く使われているメニューです。

★華やかでインスタ映えするワンプレート


具たっぷりの“おにぎらず”や、サラダ、スコーンなど。おにぎらずには野菜がたっぷり入っていて、断面の色合いにもこだわっています。

この日は調理したメニューを、株式会社勤労食の方々に試食していただきました。

刈谷市にある株式会社勤労食は、社員食堂や学生食堂を運営しており、これまでにも管理栄養士専攻と様々なコラボレーションをしていただきました。

安城市健康づくりフェア

学生たちによるプレゼンテーションの後、すべて試食していただき、プロの目線で様々なアドバイスをいただきました。

 

「おにぎらずは一個つくるのに3分ということなので、大量調理となると時間の面でどうなのか。」
「スムージーは、色がつくりたての時とは変わってしまったようで残念。大量調理では“つくりおき”が前提となってくるので、考慮が必要。」
など部分的には改善の余地はあるものの、3メニューのうち2つは調理工程に問題がなく、実現の可能性が大であると好意的なお言葉をいただけました。また味の面でも満足していただいたものが多く「セロリの味が、きらいな人でも食べられそう」など高評価をいただきました。

学生も試作中に浮かんだ多くの疑問を、この機会に直接聞くことができて、かなり勉強になったようです。

 

今後いただいたアドバイスを参考に、さらにメニューを改善し、提案していく予定です。