スタジオ報告会②あまじょ(家政学専攻)

家政学専攻(現:ライフスタイル学科)が3年次に1年間かけて行う体験型授業「スタジオ」。
チームに分かれ、地域社会や企業とコラボレーションしたプロジェクトへ主体的に取り組み、地域活性化に貢献することを目標としています。

今回は、進行している2つのプロジェクトそれぞれのスタジオ報告会を行いました。
今年はコロナウイルス感染拡大防止の観点からリモートでの報告会とし、1、2年生が配信を聴講するというかたちで実施しました。

2つのプロジェクトのうち1つを紹介します。


あまじょ(「あまじょっぱい食べ物」と「女性向けの商品」の掛け合わせ)
岡崎市でパンの製造販売を行う株式会社サンクレール様にもご協力いただき、岡崎市の新たな名物になるようなカレーパンの考案・販売を目指すプロジェクト。

2年次のスタジオ入門で食べることが好きなメンバーが集まり、ポテチチョコなど甘い+しょっぱい、あまじょっぱいものはついつい手が出てしまい、いくらでも食べられるのでは!?と盛り上がったことで結成。

2019年に開催された「第5回全国ふるさと甲子園」の「世界に誇る逸品大賞(ごはん・パン・麺類部門)」で、おかざきカレーパンがグランプリを獲得したことから、カレーパンを岡崎市の新名物にしようと市内の飲食店を中心に一大ムーブメントへ発展。
その活動に共感し、自分たちもカレーパンを作ることを通して岡崎を盛り上げたいと思った。
元々話し合っていたあまじょっぱい食べ物とカレーパンを掛け合わせ、新感覚のカレーパンの考案・販売を目指す。

岡崎市観光協会の方とのzoomミーティングの中でサンクレール様をご紹介いただき、委託製造販売することやターゲット層は若い女性とすることが決定。
現在販売されているおかざきカレーパンを10種類試食して試作に向けて分析。

おかざきカレーパンの条件である「岡崎市の食材を何か1つ使用する」を満たすために八丁味噌を使った案などを考え、その中のいくつかをサンクレール様に提出。コメントをいただき、改善と考案を繰り返す。

ホームベーカリーを使用し、パン作りに慣れることを目標にロールパンや食パンなどの製作、あまじょっぱい食べ物の組み合わせを考えるなど試作を重ねる。

今後は販売する商品の決定、併せて商品名や価格の決定とPOP作成などを行う予定。


今回のリモート発表会を聴講していた1、2年生からは沢山の質問が寄せられました。その内容の一部を下記にまとめました。

Q.見た目の工夫は?
A.一目でわかるようにしたいが、ありきたりものでなく変わり種にしたい。
例えばパイ生地やメロンパンの形でカレーパンの味など。

Q.サンクレール様の客層と合っているか?
A.サンクレール様は主婦層が主なので少し違うが、新しい客層をターゲットにしたい。

Q.カレーは、「辛い」だと思う。あま「しょっぱい」のとは、違うのでは?
A.「しょっぱい」をパン(生地)で表現したい。

Q.試作品の味は?
A.チョコやキナコも使ってみたが、カレー?チョコ?などわからなくなってしまい試行錯誤中。

1、2年生からは「食べてみたい」「完成が楽しみ」との多くの声が上がっていました。
活動の様子は下記のSNSでも発信中です。

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商品化するカレーパンは、2021年2月の販売を目指しています。