目標は一人前の管理栄養士

大平 圭祐さん(長野県・下伊那農業高校出身)
小牧市民病院 管理栄養士(勤務)(家政学部管理栄養士専攻卒業)

昨年度「管理栄養士国家試験」に見事「合格」し、現在は愛知県小牧市「小牧市民病院」で管理栄養士としてお仕事をされている卒業生をご紹介します。

栄養指導や保健指導

Q.お仕事の内容を教えてください。

仕事の内容は、入院患者さまの「栄養指導」や健康診断や人間ドックの際に実施する「保健指導」に携わっています。担当病棟は整形外科です。入院される方は80歳以上で転倒により骨折される方が多く、糖尿病や骨粗しょう症などの症状が骨折する要因でもありますのでその方々の栄養管理は重要な支援であります。私は昨年の4月に病院に入社し、1ヵ月後(5月ごろ)には「栄養指導」を1人で担当するようになりました。初めて「栄養指導」を担当した患者さまへうまくできたか、また質問されたことに適切な回答ができたか不安でした。しかし、上司の方や一緒にお仕事をする管理栄養士の方々からアドバイスをいただき、担当する患者さまを支援させていただきました。担当した患者さまとも定期的な「栄養指導」によって、信頼関係を築けるようになりました。患者さまへ感謝しています。

 

「生化学」や「統計学」は活かされている

O.大学での学びは活かされていますか?

病院で仕事をする上で基礎となっているのは、大学で学んだ「生化学」です。人体の仕組み、ホルモンの働きは大変活かされています。また「統計」を読み取り、今後の取り組みを考えることが多くありますので、研究活動で行った統計処理や統計データの読み取りも大変活かされています。但し、病院で仕事をする上ではまだまだ知識が乏しいと思っていますので、愛知県医師会なのが主催する勉強会に参加して医療人として成長できればと思っています。今後の目標は、来年度からは「NST」(栄養サポートチーム)が整形病棟で立ち上がり、私も中心メンバーとして勤める予定なので「一人前の管理栄養士」と評価されるように成長したいです。