こどもの生活専攻では、小学校教諭や幼稚園教諭、保育士をめざす学生のため、現場で必要な実践力を養う取り組みや、採用試験に向けた対策を行っています。
こちらは3年生に向けて行われている講座「ティーチングプロ」。保育の道に進みたい学生が、保育日誌の書き方、保育指導案の書き方、造形やピアノの実技など、幅広い分野について大事なポイントを集中的に学ぶことができます。
この日は「観察に関する文章」について。子どもが保育園で過ごしている映像を見ながら、活動の様子を自分の言葉でメモするという課題に取り組みました。メモとはいえ気をつける点は多く、「短い文で書く」「メモであっても実名は書かない」「“教室”ではなく“保育室”など正しい言い方に気を付ける」等々、重要なポインを教えていただきました。
小学校教諭をめざす学生は、同じく「ティーチングプロ」の授業において、生徒指導、学習指導要領、教育史など、特に採用試験に関わってくる内容を中心に、時には過去問題を解きながら実力アップを図ります。
外国語、図工、体育、理科といった、教科に関する内容についても採用試験を見据えた対策が行われるため、7月に教員採用試験を控えている4年生も自主的に受講していました。
また、公務員、教員、一般企業、と幅広い採用試験に対応した「就職対策講座」も1年次から授業の中で行われています。自治体や企業の入社試験で使われるSPI(総合適性検査)の問題を解くなど、外部の講師の方による対策で力をつけます。
こちはら1年生に向けた講座。この日は漢字などの「言語」の内容について、実際に問題を解き、解説をしていただきました。
「これはまだ基本の内容ですが、ここでさぼると後で本当に苦労します。」
「社会が必要としている常識や知識を、1年生のうちから少しずつでも身に付けてほしい。」
など、専門の講師の方ならではの言葉をいただきました。
来年度からスタートする「こどもの生活学科」においてもこれらの対策は引き続き行っていきます。