西尾市(保育職)内定【こどもの生活学科】

林 佑香さん
こどもの生活学科(4年生)

西尾市は自然豊かな環境と抹茶や鰻などの有名な特産品がある街。その街で育ち、「将来はこの街に貢献したい」という林さん。

2023年度から西尾市の保育職として内定をいただきました。

西尾市の公務員試験(保育職)に向けて、どんな対策をしたのかをお聞きしました。

きっかけは「褒めてくれる素敵な先生」の影響

保育士になりたいと思ったきっかけは、私が保育園に通っていた時の先生は毎日、褒めてくれる素敵な方でした。この思い出が職業選択を考えたときに「私もあの先生のようになりたい」と思ったからです。

私もいっぱい褒めて、いっぱい遊べる先生になりたいと思っています。また絵を描いたり、工作が得意なので子どもたちの成長に活かしたいと思っています。

実は、人前に立つことが苦手でしたが、保育士をめざすには克服しないとと思っていました。

この学科でたくさんの模擬授業を経験したことや大学祭実行委員会として関わったこと、またオープンキャンパスで高校生と交流できたことで苦手を克服することができました。

(模擬授業でエプロンシアターを実践。自分で制作しました)

熱意を表現する努力をしました

西尾市の公務員試験(保育職)の対策は、1年生のときから筆記試験対策を始めましたが、まったく熱が入らなかったです。大学3年生から「やらないと!」と熱が高まりました。

採用試験はまず書類審査があり、提出するエントリーシートの作成には時間がかかりました。

Q自分の性格を活かす?

Q学生時代に頑張ったこと?

Qなぜ公務員になりたいのか?

のような設問に対して、何度も書いては学科の先生方に読んでいただき、修正箇所やアドバイスをいただいて完成させることができました。

きっと、ひとりではできなかったと改めて、学科の先生方に感謝しています。

1次試験は、「動画」の提出でした。自己紹介をスケッチブックシアターで「西尾市への熱意や保育士として夢」を語ったものを作成しました。これも学科の先生に見ていただき、アドバイスをたくさんいただいて作成したことを思い出します。

2次試験は、筆記試験と実技試験です。

筆記試験は保育士の専門領域やSPI試験(一般常識のような試験)が行われるので、過去問題集を使ってとことん勉強をしました。また、YouTubeで対策動画があったので、毎日通学中の時間を使って聞いていました。

実技試験は「ピアノの弾き歌い」と「絵本の読み聞かせ」、「自己紹介」が行われました。「ピアノの弾き歌い」はどの曲を指定されるのかわからないので課題曲を全て弾けるように練習をしました。また「絵本の読み聞かせ」もどんな絵本を指定されるかわからないので、たくさん絵本を読むことをしました。

「自己紹介」は面接官の方を「配属園が決まり、初めて仕事をする日に園の先生へ紹介する」ことを想定して自己紹介する形式でした。すごく緊張しましたが、面接官から「動画の自己紹介も観ましたよ」と言ってくださり、「私の街、西尾市に就職したい!」という熱意が表現できたと思います。

3次試験は個別面接です。大学生活の中で一番頑張ったことでもある“大学祭実行委員会”のことをアピールしたかったので、実行委員会のユニフォームである“つなぎ”で面接に挑みました。大切な仲間たちと取り組んだ日々や活動をこれからも活かしたいという熱意の表れで、この熱意も伝わったと思います。

内定をいただくまでの道のりは長く、“不安”の毎日でしたが「やるしかない!」「できることを精一杯がんばる!」気持ちを持って、取り組んだことで“不安”と向きあえたことも成果だったと思います。

卒業までに「卒業研究・論文作成」がありますが、「やるしかない」を気持ちでがんばって行きます!