ライフスタイル学科のスタジオ活動『言葉を贈る』。
活動のきっかけは、大学生になると活動範囲が広がり、これまでの暮らした地域以外の学生と新たな出会いが生まれ、楽しい日々がはじまり、「同世代」との交流が中心となる。
だが、新型コロナウイルス感染症等の影響によって活動範囲も狭まれたことも大学生にとっては悩みの種である。
このような状況の中でも学生たちが接す、「大人」から少なからず影響を受け、「大人」たちから出る言葉に感銘を受けた学生がこの「スタジオ活動」の発起人であり、そこに共感を持った学生3人が集まり、
「私たち大学生と違った人生を歩み、違った経験や体験によって、出てくる「言葉」を私たちと同じ「若者」に私たちが作った本を読んで、その人の何らかのきっかけになり、背中を押せるような本にしたいと思っています。やりたい事に踏み込めない若者に対しての勇気、自分の価値観を見つめ直したり、新しい価値観を取り入れたり、この本が原動力になれば嬉しいなと思っております。また、その「大人」の方が尊敬や信頼、共感する「大人」の方を紹介していただき、「人と人とのつながり」も伝える活動にしたいと思っています。」
4人の学生たちインタビューをした方々(抜粋)
@カレーライスのお店を経営する方
元々、別の仕事をしており、立ち寄ったカレー屋さんのキラキラした姿を見て「毎日真顔の自分は楽しそうじゃない」と思い、カレー店を経営。学生時代から楽しいことを追い求めてきた方の言葉
「きっかけはそれだけ、楽しいことがしたい」
@沖縄県の医学部6年生。
実習で病院へ行く日々、病気で身動きが取れない方を看病する方を見たとき、自分の母親が父親を看病していた光景を思い出し、能力やスペックではない、人柄・ありのままのその人を好きになることに気づいたときの言葉
「何もできなくても好き」
@東京で漫画家をめざす方
美術大学に通いながら、漫画家をめざすため「編集の仕事」に携わる中で、今までは自分の固定観念で判断していたことが、社会と関わったことで新たな自分の姿を見出そうとしている言葉
「たまには 好奇心に任せてみよう」
学生たちはインタビューをさせていただいた人数は、合計22名。
その方々の「生きる姿」を表わす「言葉」を導き出し、現在も活動中。
<活動する学生たちからの言葉>
何気なく使われる言葉さえ、その人らしさに溢れています。
なぜなら言葉にはその人が積んできた経験、人生そのものが詰まっているからです。
だからその放たれた言葉が時に誰かの人生を変えるきっかけになるのです。
バイトの先輩の言葉、
ポジティブそうに見える友達の言葉、
地域のおじさんの言葉、
普段流してしまう言葉に目を向けてみてはどうでしょうか。
私たちが身近な人に焦点を当て、インタビューを通して集めたものです。
あなたの人生のきっかけになることを願って。
(2022年3月2日現在)
下記の作品が岡崎キャンパス6号館2階に展示されています。