愛知学泉大学潜在能力開発研究所主催による令和7年度 講演会が,10月16日(木)に開催されました。
同研究所では,学生・教職員・地域が有する潜在能力の開発を目的として,高い専門性をもつ講師による講演会を年に1回実施しています。
今回の演目は,株式会社味の素コミュニケーションズの笠原愛先生による
『スポーツで勝てるカラダをつくるための栄養プログラム 勝ち飯🄬講習会』。
「勝ち飯🄬」とは,「何のために食べるか」を軸に,食事と補食を組み合わせて考える栄養プログラムです。
講演では,以下のような実践的なポイントが紹介されました。
・食事量の目安は「体重の変化」を基準に確認する
・栄養素のバランスを整えるため,食事の最初に「汁物」から食べる
・補食とは,目的に応じて必要な栄養を必要なタイミングで摂ること
・糖質はエネルギー切れを防ぐために,たんぱく質・アミノ酸はコンディショニングのために欠かせない
・一部のアミノ酸は体内で生成できないため,日々の摂取が重要
笠原先生は,東海・北陸エリアを中心に,高校生から社会人・プロチームまで年間約200チームを対象に講習会を実施し,栄養面から選手の自己実現を支援しています。
「一年に一度は新しいことに挑戦する」という先生の言葉には,聴講者からも大きな共感が寄せられました。
講演後には活発な質疑応答が行われ,
「競技による栄養の違い」や「足のけいれん予防」「アスリート指導の始め方」など,具体的な質問が多数寄せられました。
学生たちは,トップアスリートの現場での実践例を通して,栄養学の奥深さと管理栄養士としての専門性を改めて感じる時間となりました。