食物栄養学科では地域や企業と連携し、地元の特産品の普及を目的とした様々な商品開発プロジェクトを行っています。
「道の駅 藤川宿」と協力し進めている「むらさき麦」を使用した商品開発(参考)に続き、
豊田森林組合下山支所より依頼を受け、今春より新たな産学連携事業として豊田市下山地区の特産品である「乾しいたけ」の普及活動および商品開発を進めています。
プロジェクトスタート時に実施したアンケート結果を元に、若い人にも気軽に手にしてもらえるようにと考案したキャラクター「しいべえ」を
用いたパッケージデザインや、価格が高いという意見が多かったことから内容量を半分に価格を低めに設定した「プチしいたけ」などを提案。
ゆるキャラ「しいべえ」など学生のイラストを用いたパッケージデザイン案は見事採用され、このたび商品化されました。
パッケージデザインのみならず、引き続きメニュー開発を進めており、今月初旬にはしいたけについての理解を深めるため栽培地を訪問し、
収穫体験なども行ってきました。
先のアンケートにおいて、乾しいたけは調理する際に水で戻す手間が面倒という声が多く寄せられたことから、粉末状に加工することを提案！
和食だけではなく幅広いレパートリーに使ってほしいということで、試作メニューとして「しいたけピザ」を考案しました。
11月15日(土)、16日(日)には百貨店「丸栄」で行われるあいち農林水産フェアに参加し、粉末加工した乾しいたけを用いた「しいたけピザ」の
試食提供とアンケートの実施、さらにしいたけに関する嗜好調査も引き続き行う予定です。
古来から日本の食文化を支えてきた乾しいたけは、旨み成分がたっぷり詰まった現代のヘルシー志向にもピッタリな食材です。
乾しいたけの魅力を再認識していただき、多くの人に受け入れられるようなメニューを目指しています。ぜひ一度試食していただき、
ご意見をいただければと思います。
あいち農林水産フェア
参加日時：11月15日(土)、16日(日) 10:00〜16:00
開催場所：丸栄８階催事(愛知県名古屋市中区栄3-3-1)
