小学校教諭をめざす!【こどもの生活学科】

井藤 詩愛さん
こどもの生活専攻(現:こどもの生活学科)4年

小学校の先生をめざし、三重県から「こどもの生活学科」へ進学。大学2年生の時、教員採用試験に合格した先輩たちが紹介してくれた対策用のテキスト(参考書や過去問題集)にはどれも大学の授業で習っている内容がほとんどであり、そのテキストを見た瞬間から採用試験に向けてスイッチが入った。

教員採用試験に向けた勉強と実習などから経験したことをお聞きしました。

子どもたちが居る教室へ

小学校の先生をめざしたきっかけは、小学校3年生の時に音楽の先生が素敵で、「私も音楽の先生になりたい」と思ったことが始まりでした。中学校と高校へと進学する中で「常に子どもたちが居る教室に入り、さまざまな教科も担当し、子どもたちが成長する日々を見届けたい」という気持ちになったことで小学校教諭の免許を取得しようと思いました。

大学に入学して、専門的な勉強や実技の習得など充実した時間が続いています。大学の勉強と並行して頑張っているのは、「家庭教師のアルバイト」です。家庭教師としてサポートしているのは『小学校3年生』の子です。60分の時間の中で、漢字の書き取りや算数などをサポートしています。また、消しゴムで綺麗に消すことや鉛筆の持ち方も必要なので、きめ細かな対応にを心掛けています。

実習は母校の小学校で3週間行いました。担当した学年が小学校3年生でしたので、家庭教師の経験も活かされました。(大学の授業で習った知識も、もちろん活かされています(笑))

実習始めの1週間は児童たちの様子、先生方のお仕事の観察などをさせていただきました。

2週目からは実際に国語と道徳の授業を受けもつことが決まっていたので、1週目が終わった週末は指導案の作成を念入りに行いました。子どもたちは「どんな質問をしてくるだろうか?」「どんな言葉がけをすると考えるきっかけになるのだろうか?」などなど。

また実習期間中は「授業参観」も行われ、児童たちの保護者の方々とも交流ができたのは貴重な経験でした。

実習最後の日は、児童たちから嬉しい言葉、お別れの言葉などいただき、本当に教員としてのやりがいを感じた日々でした。

採用試験に向けて

小学校の採用試験は、地元(三重県)と大阪府堺市を受験します。

生まれ育った三重県で貢献できる教育者になることが目標です。また大阪府堺市は公務員試験が重なっていないのと、堺市の取組みを調べたところ「子育て」や「教育」にも力を入れているので、もし、私が堺市に“住む”ことになったら、充実した日々が過ごせる場所と思い、志望しました。

大阪府堺市へ実際に訪問し、どんな町なのか、子どもたちの通学風景もリアルタイムで見ることもしました。

私の性格上、「とことんやる!」行動力を活かして、教育者や地域に貢献できる人になっていきたいです。

7月末に迫った採用試験に向けて、頑張っている学生さんでした。

 

取材:2022年6月