カナウカナエル - 学泉で叶う、学泉で叶える。

エクスターンシップ活動

成長を見守る喜びを体感!
小学校教諭の夢が明確になりました。

こどもの生活学科 S.Kさん

愛知県・安城学園高等学校出身

机間指導や休み時間での遊びを通じ、児童と交流しました

こどもの生活学科では、2年次にエクスターンシップ活動(短期就業体験プログラム)として、近隣の小学校や保育園などで授業補助などを行います。私は、2年次前期の1カ月半ほどの期間、毎週木曜日に岡崎市立矢作東小学校を訪問しました。子どもたちが授業を受ける様子や先生方の授業風景を見学するほか、机間指導で子どもたちの学習サポートや学びの進度の把握などを行います。
また、休み時間には鬼ごっこやお絵描きなど、子どもたちの輪に入って一緒に遊ぶ時間を大切にして交流を深めました。
3年次には小学校の教育実習があります。その前にエクスターンシップ活動で学校現場の雰囲気に触れ、先生や子どもたちと接する機会を得たことは大きなプラスに。改善点や注力すべき点を事前に把握でき、自分自身が教壇に立つ姿を具体的にイメージできるようになりました。

一人ひとりのつまずきを考察し、子どもたちに小さな成功体験を

私は、6歳下の妹や近所に住む幼い子どもたちのお世話をするのが好きで、保育士や小学校教諭をめざすようになりました。大学で学ぶ中で、保育士と小学校教諭のどちらの道にも魅力を感じ、具体的な進路を決めかねていたため、早い段階で現場を見てみたいと思い、エクスターンシップ活動に参加しました。 最初は緊張して、子どもたちと心を通わせることに苦労しました。しかし子どもたちがどんなことに興味を示しているのかなどを観察し、休み時間には積極的に話しかけて一緒に楽しむ時間を増やしていくことで、徐々に打ち解けることができました。
また机間指導では、授業中の子どもたちのサポートが主な役目。一人ひとりの問題の解き方などを見て回りながら、どこでつまずいているのか考察。単に解答へと導くだけではなく、子どもたち自身が「自分の力で解いた」という成功体験を感じられるように的確なヒントを与え、思考を促すように心がけました。

授業進行や児童との関わり方など、理想像が鮮明になりました

現場の先生方からも多くの学びを得ました。例えば板書の仕方。大学で経験した低学年向けの模擬授業では大きな字を書くように心がけていましたが、実際には字の大きさにこだわらず、全体を通して見やすく、わかりやすいレイアウトであることに気づきました。また国語の授業では、一人ひとりが主人公になりきって、演じるように音読していたのが印象的でした。子どもたちが物語の登場人物に感情移入して、いろいろな解釈があるということを互いに学び合っていて、このように子どもたちを楽しませながら進行する授業スタイルは大変参考になりました。
また子どもたちと接する先生の姿勢は、厳しさと優しさを併せ持ち、時間やシーンに応じたメリハリのある指導をしており、めざすべき理想の先生像が鮮明になりました。
今は教員採用試験合格が最大の目標です。いつか私が関わる子どもたちに対して、10年後も20年後も記憶に残る思い出を一緒に作れる小学校教諭になるのが夢です。