カナウカナエル - 学泉で叶う、学泉で叶える。

(株)スマイル-リンクの商品を使ったレシピ開発

企業とともに提案と改善を重ねながら
3つのレシピを開発。

管理栄養学科 H.Iさん

愛知県・聖カピタニオ女子高等学校出身

レシピ開発からパンフレット作成、料理の実演まで関わりました

株式会社スマイル-リンクさんとの事業連携として料理レシピ開発に取り組みました。スマイル-リンクさんは東三河地区の地域食材を使用した加工食品を開発し、道の駅や高速道路のサービスエリアなどで販売していて、プロジェクトのテーマは「しらすとチーズのアヒージョ」という食品を活用した料理レシピ開発。油と合う食材として米飯、地元食材、海藻、刺身、卵、パイシート、じゃがいもなどを選定し、料理メニューを複数考案しました。
最初に提案したのは「焼き飯」「パイ」「カルパッチョ」「和え物」です。2回の試食会や主婦12名によるレシピ評価を通じて、改善を重ね、最終的に「リゾット」「玉子焼き」「パイ料理」のレシピが販促活動にて採用されました。その後、レシピを記載したパンフレットや調理方法を伝える動画の制作を企業の方と手がけました。さらに「道の駅とよはし」で料理レシピの配布や試食、市場調査やさまざまなメディアに実演・試食会をさせていただき、貴重な経験となりました。

商品を活かした味の組み合わせに試行錯誤しました

将来は食品の商品開発に関わりたいと思っていた私にとって、馴染みがある地元企業とのレシピ開発は夢に繋がる第一歩になりました。今回のプロジェクト活動では、単に美味しいものを作ればいいということだけではなく、顧客のニーズを知り、そのニーズに応え、目新しい料理レシピや簡単な料理工程を用いたレシピを考案することを目標に活動をスタートしました。
また「商品の良さを生かすこと」「手軽に活用できること」の両方を叶えるレシピ考案も目標にしていましたが、「この組み合わせなら合うだろう」と思って試してもなかなかうまくいかず、相性が合う料理レシピを考えることが難しかったです。また栄養価を考えた食材の組み合わせも試しましたが、商品の味や良さが消えてしまったことも苦労した点です。ですが、プロジェクトメンバーやスマイル-リンクさんの担当者の方など、多くの方の意見を聞いて改善点を見つけ、より良いレシピを作成することができました。

相手の立場にたって考えることの大切さを学びました

管理栄養学科の「産・官・学連携プロジェクト」は、入学前から興味を持っていました。他大学では体験できないようなこのプロジェクトに参加すれば、管理栄養士をめざすだけでなく、食品の商品開発に関する学びを得ることができると思い、入学しました。
本プロジェクトでの一番の学びは「相手の立場にたって考えること」です。商品開発では、どんな商品なら手にとってもらえるか、と、対象者のことを考えて、味つけや調理法を考える必要があります。さまざまな食品を目にするたびに「この商品を使って、他にどんな料理ができるだろう」「どうやったら喜んでもらえるだろう」とアンテナを張るようになりました。
ガクセンチャンネル:https://www.gakusen.ac.jp/life/blog/16536