カナウカナエル - 学泉で叶う、学泉で叶える。

岡崎げんき館 「子育て支援事業」

講義では学べない
リアルな子どもたちの反応を体験!

こどもの生活学科 M.Sさん

愛知県・光ケ丘女子高等学校出身

子どもたちの気持ちを引きつける工夫をしました

愛知学泉大学は岡崎市子育て支援事業の一環として、「岡崎げんき館」で地域の子どもたちとのふれあい活動を行っており、私たちも未就学児の子どもたちや保護者の方との交流させていただきました。子どもたちの行動や反応は一人ひとり違い、大学の講義だけはわからないことが学べる貴重な機会になりました。
活動は、子どもたちやその保護者の方々と一緒に、歌を歌ったり、絵本を読んだりして楽しい時間が過ごせる内容を計画しました。活動は数日に渡って行われましたが、幼稚園や保育園の実習とは違い、毎回訪れる子どもたちが異なります。乳幼児が多い日もあれば、小学生ばかりの日も。短い時間で子どもたちの心を引きつけ、一緒に楽しめる雰囲気づくりには特に工夫をしました。どんな言葉を使ったらいいのかなど、子どもたちの反応を見ながら言葉選びや向き合う姿勢などを考えられたことは大きな学びになりました。

お母さんにとっても安らげる場にしたい

大変だったのは、どうしたら子どもたちに楽しんでもらえるかを想像しながら準備や練習をしたことです。本番は、練習通りにできなかったり、子どもたちの反応が予想と違ったりすることも多々あり、子どもの目線に立って考えるのは簡単なことではないと気づきました。
一方、印象に残っているのは保護者の方との交流です。活動が終わった後に、1人のお母さんから「ありがとうございました。歌がとても上手ですね」と声をかけていただき、とても嬉しかったです。活動中は子どもたちに楽しんでもらおうと一生懸命でしたが、保護者の方々にとってもホッとする時間になったんだと知りました。育児は毎日の積み重ね。休む間もなく、日々、子どもたちのために頑張っているお母さんたちを応援できる活動でもあると気づき、親子の笑顔を作るためにも、お母さんたちが安心して預けられる存在になりたいと思いました。

子どもの笑顔のために、まず自分が楽しむことが大切

将来の夢は小学校の先生になること。この活動を通じて、子どもたちとのふれあい、まずは自分自身が楽しむことが大切だと実感しました。練習や準備をしている時は「これで大丈夫かな」と不安に思うことも多々ありました。しかし何度か本番を経験し、その不安が徐々に軽減していくのがわかりました。それは子どもたちが明るい笑顔で私たちを受け入れてくれて、いつも全身で喜んでくれたからです。不安を抱えたまま子どもたちと接するよりも、まずは自分が楽しみながら取り組む姿勢が成功できると感じることができました。
この学科には教育現場での経験豊富な先生方が多く、さまざまなノウハウや心得など、リアルな話を通して学べるところが魅力です。講義で学んだことと今回の経験を結びつけて、「岡崎市で、小学校の先生といえばこの人!」と言われるような存在感のある先生になりたいです。