カナウカナエル - 学泉で叶う、学泉で叶える。

卒業生インタビュー

「あなたみたいな人に小学校の先生になって欲しい」
という恩師の言葉が私の背中を押してくれました。

こどもの生活学科卒業 T.Tさん

愛知県 小学校教諭

恩師の言葉やエクスターンシップの経験から、教師の道へ

幼稚園教諭と保育士、小学校教諭の3つの免許が取得できるのが魅力で入学を決めました。入学当初は保育士志望でしたが、保育実習の経験から、本当に自分に向いている仕事は何だろうと進路を迷い始めた時、指導教授の先生が「あなたみたいな人に小学校の先生になって欲しい」と親身に寄り添って背中を押してくださったんです。そこで「小学校の先生をめざしたい」という感情が湧き起こったことを今も鮮明に覚えています。そこから火がつき、3年次から猛勉強をスタート。エクスターンシップでは、実際に子どもたちとふれあい、子どもたちが真剣に授業を受ける姿と眼差しを見て心が震え、小学校の教員になりたいという想いが確信へ変わりました。
現在は小学校教員としてさまざまな子どもたちに関わっていますが、大学で保育について学んだ経験もいきています。小学1年生の児童に対して、幼稚園・保育園ではどんな日々を過ごしてきたのかを理解した上で接することができます。

日々成長する子どもたちに負けないくらい、自分も成長!

児童の中には、言葉の使い方がわからず、つい乱暴な言葉遣いになる子もいます。そんな児童に対し、「ありがとうって言うんだよ」「〇〇ですって言うんだよ」と1年間を通して丁寧に声掛けをしてきた結果、3学期が終わる頃には綺麗な言葉遣いに変わり、教え子の大きな成長を感じました。また、すぐに手が出る子もいましたが、自分から「ごめんね」と言えるようなった姿を見た時には温かい気持ちになりました。学校生活の中で見られる子どもたちの成長が、私にとっては大きなやりがいです。
また、私自身、子どものためにもっと何かをしてあげたいという気持ちで、日々、自分自身の学びも怠りません。休み時間は子どもたちと話したり、一緒に鉄棒や一輪車で遊んだり、マラソン大会の時期には一緒に運動場を走ったりしながら、日々子どもたちと楽しくコミュニケーションを取っています。子どもたちの喜ぶ顔が嬉しくて集めた「ご褒美シール」や「見ましたスタンプ」は気がつけば50種類以上にも!大切なコミュニケーションツールになっています。

ToDoリストを駆使して仕事を管理。助け合える環境に感謝しています

振り返ると、大学時代は授業の課題やレポート作成とアルバイトが中心で、それ以外の予定は空いている時間に入れるという生活でした。見通しを持ってスケジュールを立てる必要がなかった学生時代と比べ、今は計画的に時間を使うことを意識しています。そこで、1ヶ月先の予定から逆算してやるべきことを「ToDoリスト」にまとめて、仕事やプライベートの時間管理に取り組んでいます。しかし、それでも、仕事が終わらない時や授業が上手くいかなかった時など、落ち込むことも多々あります。そんな時は教頭先生や教務の先生など他の先生方にすぐに相談し、一人で悩まず、まわりに助けてもらいながら乗り越えています。
仲の良い先輩後輩にも恵まれ、気軽に話ができる環境であり、妥協をすることなく、もっと子どもたちのためにできることは何かを追求しようと思える毎日です。いつでも「子どものために」を第一に考える教員であり続けることが私の夢です。