カナウカナエル - 学泉で叶う、学泉で叶える。

卒業生インタビュー

子どもたちが元気に歌う姿をみると
苦手なピアノをがんばってよかったと思えます。

こどもの生活学科卒業 N.Nさん

愛知学泉大学附属幼稚園 勤務

幼稚園教諭と小学校教諭の免許を取得

中学生の頃に行った職場体験で、幼稚園教諭の仕事に魅力を感じたことが、私の中での大きな転機になりました。子どもの成長と発達を後押しする幼稚園の先生になりたい…。その想いを担任の先生に伝え、進路について相談した際、安城学園高等学校に子どもに関するコースがあること、系列大学の愛知学泉大学へ進めば、さらに深く子どもの教育について学べると知りました。
幼児教育指導法、子育て支援、社会学、家庭学など、在学中は多彩なカリキュラムを通して、子どもの成長や発達について学び、実務を視野に入れた知識を身につけることができたと思います。
こどもの生活学科では、小学校教諭一種免許、幼稚園教諭一種免許、保育士資格の3つを同時に取得することも可能で、その環境を活かし、私も全ての免許・資格を取得しましたので将来の幅が広がりました。

実習を通して課題と目標が明確に

大学生活の中で印象に残っているのは実習です。幼稚園の先生が子どもにかける言葉、子どもたちと接する姿勢など、一つひとつがとても参考になりました。「ここをこうしてね」と、細かく指示を出すのではなく、「こうだと、どうなるのかな?」など、子どもたちが自分で考えるように促す声かけをしている様子を実際に見て、何気ない言葉にも意図があるのだと実感。それと同時に、子どもたちにうまく声かけできない自分との違いを目の当たりにしました。
今後の課題を発見することができ、「子どもたちのことをよく観察し、状況に合った対応ができる先生をめざそう」という目標が明確になった貴重な経験です。
趣味のカメラを活かして卒業制作でフォトブックを作ったことも、在学中の思い出のひとつ。興味のあることに挑戦したり、いろいろなことを吸収しながら、自分の選択肢を増やすことができたと思います。

探究心や向上心を持ち、楽しむときは存分に

卒業後は、念願の幼稚園教諭に。1年目は年少クラス、2年目の現在は年長クラスの担任をしています。一番のやりがいは、子どもたちの成長を見守ることができることです。
幼稚園で働くうえでピアノは必須ですが、私はあまり得意ではありません。キーボードを購入して自宅で練習したり、先輩の教諭にアドバイスをいただいたり。先輩が弾いているところを動画に撮り、参考にすることも。苦手を克服できるように努力の日々です。はじめての曲を弾くときはとても苦戦しますが、ピアノに合わせて元気に歌う子どもたちの姿を目にすると「がんばってよかった!」と思えます。
これからも、挑戦することをためらわず、探究心や向上心を持ち続けていきたいです。学生のみなさんも興味のあること、やりたいことを見つけ、それに向かって努力を。楽しむときには存分に楽しみ、後悔のないようにがんばってください。