「先生のおかげでよくなった」という笑顔にやりがいを感じます
管理栄養士の主な業務は「栄養指導」「献立作成」「栄養管理」の3つです。栄養指導では糖尿病や脂質異常症などの生活習慣病の指導のほか、便秘の予防・改善の指導にも力を入れています。また、難病にも指定されている潰瘍性大腸炎、クローン病などの患者さんへの食事指導も行っています。
献立作成は、食物繊維が豊富で排便コントロールに適した献立づくりが中心ですが、生活習慣病の患者さんには特別食を、消化器系疾患を抱える患者さんには低脂質、低残渣の献立など患者さんの疾病に合わせた献立を作成しています。さらに、栄養管理では医師や看護師などの多職種と連携し、患者さんの栄養状態の改善支援を行います。私は栄養剤や食事形態の提案などを行いますが、中には栄養指導に消極的な患者さんも…。そんな患者さんへの支援に悩むこともありますが、患者さんが前向きに実践し、「先生のおかげでよくなったよ」と笑顔で言ってくれると管理栄養士として働いてよかったとやりがいを感じます。