カナウカナエル - 学泉で叶う、学泉で叶える。

卒業生インタビュー

多職種と連携して患者さんを支援する
病院管理栄養士に憧れ、現在はチーム医療の一員に。

管理栄養学科卒業 M.Mさん

医療法人愛知会 家田病院 栄養科 勤務

「先生のおかげでよくなった」という笑顔にやりがいを感じます

管理栄養士の主な業務は「栄養指導」「献立作成」「栄養管理」の3つです。栄養指導では糖尿病や脂質異常症などの生活習慣病の指導のほか、便秘の予防・改善の指導にも力を入れています。また、難病にも指定されている潰瘍性大腸炎、クローン病などの患者さんへの食事指導も行っています。
献立作成は、食物繊維が豊富で排便コントロールに適した献立づくりが中心ですが、生活習慣病の患者さんには特別食を、消化器系疾患を抱える患者さんには低脂質、低残渣の献立など患者さんの疾病に合わせた献立を作成しています。さらに、栄養管理では医師や看護師などの多職種と連携し、患者さんの栄養状態の改善支援を行います。私は栄養剤や食事形態の提案などを行いますが、中には栄養指導に消極的な患者さんも…。そんな患者さんへの支援に悩むこともありますが、患者さんが前向きに実践し、「先生のおかげでよくなったよ」と笑顔で言ってくれると管理栄養士として働いてよかったとやりがいを感じます。

授業の内容や学泉祭での活動など、すべてがチカラになっています

栄養指導や献立作成では、患者さんの血液データをもとに疾患について説明し、どんな栄養素が必要かを指導します。その上で患者さんに合った献立を作成するため、大学で学んだ「生化学」「生理学」「臨床栄養学」「基礎栄養学」などの臨床分野の学びや「食品学」の知識なども現場でとても役立っています。愛知学泉大学は領域別の授業があり、臨床分野の学びは他の領域でも役に立つので、臨床に興味がある学生さんはもちろんですが、まだ進路が具体的に決まっていない学生さんにもおすすめです。
また私は学生時代、学泉祭実行委員会の企画部に所属し学泉祭で司会を務めました。多くの来場者に楽しんでもらえる学泉祭を作り上げることにも大学生活で力をそそぎました。管理栄養学科での勉強と実行委員会の両立は本当に大変でしたが、まわりの仲間に支えられてやり切った経験は良き思い出であり、社会人として、できることを考え、実践し、常に向上心をもって仕事に取り組む姿勢にも繋がっていると思います。

プロという責任感を持って、一人ひとりに寄り添った栄養指導を

社会人になると、最初は上司や先輩に指導してもらいつつ、次第に自分で考えて行動するシーンが増えていきます。自分の行動が病院の評価になることを自覚し、発言1つにも責任感やプロ意識を持つようになりました。またコミュニケーション能力と笑顔もこの仕事には必須。患者さんや多職種のスタッフと関わる際、元気で明るく笑顔でいると、多くの方から信頼を得ることができます。辛いこともうまくいかないこともありますが、逆にコミュニケーション能力と笑顔で乗り切れることもあると実感しています。
これからも患者さん一人ひとりに寄り添い、栄養面から支援していくために、日々、知識を深め、多くのことに興味関心を持って仕事を続けていきたいと思います。
愛知学泉大学は管理栄養士の国家試験合格に向けて手厚く支援をしてくれます。自分には無理かもと思わず、少しでも管理栄養士に興味ある人には最適な環境だと思います。