カナウカナエル - 学泉で叶う、学泉で叶える。

在学生インタビュー

めざすのは中学校の家庭科教員。
恩師のような好影響を与える人になりたい。

ライフスタイル学科 R.Iさん

静岡県・浜名高等学校出身

家庭科教員をめざしてこの学科へ

「家庭科の先生をめざそう」と決めたのは、中学生のとき。学校生活の中で、家庭科の時間が私にとってはとても楽しい授業だったからです。教えてくれていた方は、愛知学泉大学家政学部出身の男性の先生で、とても魅力的な先生でした。所属していた野球部の顧問でもあったので、そのつながりも大きかったと思います。「自分もこんな先生になりたい!」と考えるようになりました。偶然にも、高校の家庭科の授業も愛知学泉大学出身の先生でした(笑)。この方々との出会いが恩師たちと同じこの大学へ進むことを決めたきっかけとなりました。
大学では、教職に関する科目をはじめ、食生活、住生活、衣生活、社会学など、幅広く学んでいます。また、家庭科教員をめざす学生たちは教員採用試験対策や小論文対策、実技試験対策、勉強会なども行われ、手厚いサポートの環境です。先生方と学生は距離が近く、相談しやすい雰囲気はこの大学の特色だと思います。

模擬授業で夢に近づいていると実感

教職の授業では、ひとりずつ教壇に立って発表する“模擬授業”を行います。友だちが行う“模擬授業”を受けるのは楽しいうえ、参考にもなります。友だちががんばっていると励みにもなり、夢に近づいていると思える瞬間です。
私は、まんが『日本昔ばなし』のエンディングソング「にんげんっていいな」の歌詞に出てくるフレーズから『なぜ家に帰りたくなるのかを考える住生活』をテーマとして模擬授業を行いました。2週間前から指導案を作成し、授業の進行や伝えたいところを明確にする準備を行いました。当日はYouTubeで音源を流す準備をしていたのですが、不具合で音を流すことができなかったため、即興で自分で唄う対応をしました。これからの教育実習や採用試験でも咄嗟に判断して、対応することが求められるので今回の模擬授業の中でできたことが良かったと思います。
また、「ファッションドローイング」の授業では、ファッションデザインのデッサンの書き方などを学んだことは大変良かったです。絵を描くことが苦手だったので、講師の方から丁寧な指導によって、デッサンが見違えるような出来栄えになりました。「先生の教え方ひとつで、ここまで変わる」ことを実感した授業です。

学びのおかげで「生活力」が身についた

友人が「古着屋で洋服を買ったけれど、汚れがちょっと気になる」と言ったので、素材表示と洗濯マークをチェックして洗い方をアドバイスしたり。自分の食生活の偏りや栄養を気にするようになったり。この学科で学んだことで、「生活力」が身につきました。
小学1年生から高校まで、ずっと野球しかやってこなかったが、最近では「身の回りのものを自分でつくりたい」という意欲が湧き、レザークラフトや、着なくなった服のリメイクといった新たな楽しみも。社会人の友だちから、破れたスーツの補修やパンツの丈直しを頼まれることもあり、「家庭科に染まっている」と感じています。
私は、中学校教諭と高等学校教諭の免許を取得するために日々学んでいますが、職業としてめざしているのは中学校の先生です。自分がそうだったように、中学生は良くも悪くも、周りに流されやすいのでサポートを必要としている時期です。その生徒たちが困ったときに、少しでもいい影響を与えられる先生になるのが目標です。