教員紹介

愛知学泉大学 家政学部 ライフスタイル学科

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近本 聡子 Chikamoto, Satoko

担当科目

  • リサーチリテラシー
  • 社会学
  • 家族論
  • 流行論
  • メディア論
  • 地域文化演習
  • 地域ブランド論
  • 情報化社会論
  • 生活スタジオ
  • 地域のくらしと生活 など

  • リサーチリテラシーの講義はライフスタイル学科必修です。大学4年間で身に着けて欲しい客観性のある考え方・研究スキルを一人一人の特徴をとらえながら教授していきます。社会人基礎力のベース部分になります。

研究紹介

  •  生活領域はほんとうに広い。これまでは、子育て支援は地域づくり、子育てしやすいところに人々は集まる、という研究者や活動者のことばに深く共感して、研究・教育活動に専念してきた。特に地域で活動しているNPO、協同組合、ボランティアグループなどに注目してきたが、近年はそれらの横断的なネットワークや特に女性たちの参画について研究している。社会調査分野も得意で、科学的かつ専門的に設計から分析まで手掛ける。本大学には2021年春に赴任してきたので、岡崎市・豊田市、広域では愛知県の政策・市民状況をリサーチ中。岡崎市にも10以上の子ども食堂、政策として子どものための家庭的なグループホームがあるので、これからの発展に貢献したいと考える。
     本学の学生さんたちが焼き皮の「長明寺系」桜餅を食べたことがないということに驚愕して、関東からお土産にもってこようと計画中。調理実習でも比較をやっていただけるとおもしろいかも。街中では道明寺系の「草餅」を作っておられる店があり、逆に食べたことがなかったので立ち寄ったらすでにシーズンオフになっていた。岡崎中心街には和菓子屋さんがとても密に点在している(自転車リサーチによる)。

著書・論文等

  • 地域連携には中間支援も必要---生協の人・集団が取り組める可能性---,生活協同組合研究,2020年11月号(No.538)担当特集企画:地域連携の理論と実践─行政・企業・大学をアクターに
  • シングルマザーはコロナ感染症だけではなく何と闘っているのか,農村と都市をむすぶ誌,2020. 9月号(No.825),全農林労働組合刊行,【特集】新型コロナウイルスが暴き出した貧困問題
  • 子育てする親が生成した子育て支援労働---非営利・協同セクターによる当事者活動の萌芽から制度化途上に---『子育て支援を労働として考える』第2章,勁草書房(2020.2)
  • 生協で働く職員の現状と課題(共著)『ダイバーシティ経営と人材マネジメント』第1章,勁草書房(2020.2)
  • 子育て支援の大きな領域としての保育 ─日本の消費生活協同組合が保育事業に踏み出せないのはなぜか─,生活協同組合研究,2020年2月号(No.529)担当特集企画:保育・教育の無償化と子育て支援の変化
  • 生協は現代の「ワンオペ育児」「ワンオペ生活」を支えているのか ──専業主婦がマイノリティとなった現代の生活変動──,生活協同組合研究,2019年5月号(No.520)担当特集企画:人口減少社会下の生協組合員のくらし ―2018年度全国生協組合員意識調査をベースに―
  • 生活協同組合の子育て支援活動と「子ども食堂」の意義と効果,地域福祉研究,通算No.47,公益財団法人日本生命済生会刊行(2019)
  • 全国生協組合員意識調査報告書(共著),日本生協連(2018.12)
  • 生協組合員の放射性物質に対する意識や行動の調査(第二報)生活協同組合研究,2018年9月号(No.512)
  • 食の安全・共同の子育てを求める生協女性ネットワーク,『<食といのち>をひらく女性たち』第4章,農文協(2018.4)
  • 女性と子どもの貧困を地域で支える:組合員の活動と生協事業(研究論文),経済支援の必要な子ども家庭に届く支援──フードバンク山梨の事例から──(コラム),生活協同組合研究,2017年10月号(No.501) 担当特集企画:女性と子どもの貧困──「子どもの貧困」の背景にある経済格差──
  • 通巻500号を記念して・特集一覧(1~500号)共著,生活協同組合研究,2017年9月号(No.500)
  • 「おひとりさま」を友人や地縁で楽しく過ごせるか──脱・家族主義のなかで社会的な包摂を考える─,生活協同組合研究,2017年3月号(No.494)
  • 子育て支援者の生活状況と制度化,社会政策,第8巻2号通巻第24号
  • 女性と子どもの貧困問題に関する4冊(共著),生活協同組合研究,2016年6月号(No.485)
  • 日本の人口変動と組合員のくらし──中流階層崩壊時代の生活基盤に注視──,生活協同組合研究,2016年4月号(No.483)担当特集企画:組合員のくらしが見えているか─2015年度全国生協組合員意識調査から─
  • 地域戦略に重心を置く英国ミッドカウンティズ生活協同組合──伸長するサービス部門と地域ニーズ─,生活協同組合研究,2016年2月号(No.481)

所属学会

  • 日本社会学会
  • 日本家族社会学会
  • 生活経済学会
  • 日本協同組合学会
  • 社会政策学会

学位

  • 文学修士(社会学)早稲田大学政治経済学部政治学科卒業
  • 早稲田大学文学研究科博士課程(社会学)単位取得退学

メッセージ

 感染症予防が大規模に行われ、大学生活に不安に感じる方も多いと思います。三河エリアは空気もきれい、水もおいしいので、外気中ならそう心配はないと思います。ぜひオープンキャンパスにいらして、雰囲気を味わってください。
 マスプロ大学と異なり、教授陣との関係もとても近いですし、何でも相談できるような、あたたかい雰囲気のある大学です。家庭科教員を目指す男子学生もたくさんいますので、男女とも大歓迎。生活の衣食住や文化(社会とは文化とはという考え方も)について幅広く学べます。私の講義では、国際社会・文化の比較などもお話していますよ。