キャンパスで見つけた面白いこと珍しいことさりげないことを不定期に取り上げていきます。

産学連携プロジェクト「(株)太田商店×食物栄養学科」家康公の天下蜜!

食物栄養学科では地元企業や団体と連携し、商品開発やレシピ開発など様々なプロジェクトを継続的に行っています。
この度、オリジナルブランド卵「ランニングエッグ」や純国産地鶏「岡崎おうはん」などを手掛ける(株)太田商店様と共同で「家康公の天下蜜」を開発いたしました。

本プロジェクトは、長きにわたり食物栄養学科で教授として教鞭をとっていた根間先生のもとに、(株)太田商店様よりご依頼があったことから食物栄養学科との産学連携事業として始動。
9月14日(水)には学内で発表会を開催し、学生が「家康公の天下蜜」を使用したアレンジメニューを紹介しました。
プリン大福やわらびもちドリンク、黒蜜ときな粉をかけたクイニーアマン風トーストなど、考案したレシピの中からを8種類を調理し、ご参加いただいた皆様に試食していただきました。

「家康公の天下蜜」は、甘党で有名な徳川家康が好んだとされる「黒糖」と、健康と長寿を支えたといわれる「豆味噌(八丁味噌)」をブレンドしたもので、自然な甘みと風味が特徴。
生地に練りこんだり、ソースとして用いたり、アレンジは三者三様。あまじょっぱい天下蜜のおいしさを活かすため砂糖を減らしたものや、アレルギーを持つ方にもおいしく召し上がっていただけるよう材料を工夫したメニューもありました。

プロジェクトに参加した学生は「黒蜜と味噌を使用してお菓子を作るのは初めてで戸惑いもありましたが、砂糖を使うよりも甘くなり過ぎず、美味しく仕上げることができました。」「ゆでた卵にかけても絶品で、天下蜜はいろいろな食材に合うということを再発見しました。」と自作のメニューに手ごたえを感じているようでした。また、新潟出身の学生は「新潟にいる家族に八丁味噌のおいしさを伝えたい。」と話していました。

(株)太田商店 太田敏子様は、学生の労をねぎらって賞状を贈ってくださり「斬新なメニューの数々に感動しました。コスト面など調整は必要となるが、レストランでの販売も検討したい。」と講評いただきました。

今回開発した「家康公の天下蜜」は、(株)太田商店様にて商品化される予定です。皆様に味わっていただける日が決定しましたら改めてお知らせいたします。