キャンパスで見つけた面白いこと珍しいことさりげないことを不定期に取り上げていきます。

災害時における栄養士の役割~調理法を実践~


食物栄養学科「食介護・栄養ケアマネジメント」の授業内で、災害時における栄養士の役割や現場で注意すべき点などについて学びました。

避難生活を送る人の中には、乳幼児や高齢者、腎臓病・糖尿病等の疾患がある方、またアレルギーのある方など、食事に配慮が必要な方がいます。
栄養士は知識を活かして、限られた中でも適切な食事の提供や栄養ケア、衛生管理などを行い、被災者の健康を支援するため活動します。日ごろから“もしも”を想定してできることを確認しておくとよいでしょうと、先生からアドバイスがありました。

また、この日は実習としてポリ袋を活用した調理法を実践しました。

災害時の食は心の栄養にもなります。なるべく温かいものや食欲が湧くメニューを心掛け、限られた資源と少ない工程で調理します。

メニューは、カレーの香りが食欲を誘う「カレーピラフ」「フルーツサラダ」さらにデザートとして「パンケーキ」も作りました!食材はすべてポリ袋に入れ、鍋で湯煎する形で火を通して調理します。食材には、保存の利く切り干し大根やミカンの缶詰などを使用しました。ポリ袋はできるだけ空気を抜いてしっかり結ぶのがポイントとのことです。

学生に味の感想を聞くと・・・「包丁も使わず、調理している時は不思議な感じがしましたが、思ったよりしっかりした食事が簡単にできて驚きました」「1つの鍋で3人分の食事が一気にできてびっくり!」「途中で味見ができないので、塩加減が少し足りなかったかも・・・」とのことでした。

今回の実習を踏まえて、7月31日には一般の方を対象とした災害食講座を岡崎市地域交流センター やはぎかんにて開催します。
〇やはぎかん防災講座(https://station.okazaki-lita.com/works/detail/738