キャンパスで見つけた面白いこと珍しいことさりげないことを不定期に取り上げていきます。

実験で学ぶ!科学の知識を調理に活かします

食物栄養学科「食品材料実験」「食品と栄養実験」の授業の様子をご紹介します。
いずれも調理科学に関する授業で、食品の科学的変化を実験を通して観察し、どのような調理・加工が適しているかを科学的に身につけます。

〇食品材料実験

この日の授業は「卵白の起泡性(泡立ちやすさ)と泡の安定性」について。

卵の白身は、黄身の周りを囲む弾力のある「濃厚卵白」と水のようにさらっとした「水溶卵白」に分けられます。
濃厚卵白と水溶卵白をそれぞれ泡立て、時間ごとの泡の変化や分離液を観察します。
バスケットボール部の粟津さんは、できあがった泡を目皿付きロートに移しながら「1450回混ぜましたよ」と教えてくれました。
さすが!日頃のトレーニングがここで(?)。
班毎に結果をホワイトボードに記入し、皆で考察します。

 

〇食品と栄養実験

この日の授業は「びっくりおやつを作ろう!」

パンや焼き菓子の膨張剤として使用されるベーキングパウダーと重曹をそれぞれ使用して蒸しパンを作ります。
さらにブルーベリージャムを加えたもの、レモン汁を加えたものを作り、色の変化や膨らみ、固さなどの変化を観察します。

アルカリ性の重曹、中性のベーキングパウダー(※)に、酸性のレモン汁やアントシアニンを含んだブルーベリージャムを混ぜると…
化学変化で緑や紫の蒸しパンが!さて、どれがどの材料を使用したものでしょう?皆さん、考えてみてくださいね。

※ベーキングパウダーは、重曹に酸性の物質が混ぜてあるため中性になっています。

 

 

★調理科学分野の模擬授業を動画でご覧いただけます!
WEBオープンキャンパス
「鬼まんじゅう作りで実験・調理科学を学ぼう」