「人と人とのつながり」。私が学んでいる大学生活。

廣田 拓馬くん
家政学部家政学専攻3年(長野県松本第一高校出身)

家政学専攻3年、廣田拓馬くんは大学へ入学してからは充実した日々であるし、忙しい日々を過ごしています。今回、インタービュー中で何度も言葉から発せられた「人と人とのつながり」を学んでいる最中です。

東北支援活動へ思い

廣田くんは本学が夏休み期間に実施している「東北支援活動」へ2年生から参加し、今年は2回も現地へ訪問しボランティア活動を行ってきました。

東日本大震災が起きたのは今から7年前の2011年。廣田くんは当時中学1年生で「何か僕にできることはないか」と思ったが、結局「行動」に移せなかったと。その心に引っかかっていた「想い」がやっと行動に移せる機会となったそうです。

廣田:「言葉が出ない」。初めて訪問したとき被災した街並を見たときの一番の感想です。ボランティアに参加するにあたり、現地の方たちに「元気」になってもらいたいと交流活動をしました。しかし、現地の方たちはすごく前向きで元気。初回は自分が元気を頂いた活動でした。

今年は大島と気仙沼港を結ぶ夜間の臨時船「ひまわり号」の菅原さまとの交流や大船渡のお祭りなどに参加させていただき、「今年こそ元気を与える活動を」と思って参加してきましたがまた自分が元気を頂きました(笑)。

(写真:左から廣田くん、菅原さん、本学教員菅瀬)

島を救った臨時船 津波と格闘した気仙沼の「ひまわり」(日本財団ブログより)

目標は一緒に活動する教員

長野県松本市で育ち、「地元が大好きなので母校で教員になりたい」と家庭科教員をめざす廣田くんは、この経験を生徒たちへ伝え、一緒に行動することができればと目標を持っています。

廣田:教員になって現地へ行き、実際に一緒に活動することができれば最高です。現地へ行けないのであれば、東北地方の食文化を学び、調理実習をすることも復興活動につながると思います。そんな授業をしたいですね。地元の長野が大好きで母校へ先生として戻ることができればと思うのですが、「東北支援活動」から岩手県の教員採用試験をうけてみようかとも思いますね。ボランティア活動でいただいた“元気”を恩返ししたいので。

東北支援活動、豊田市旭地区ボランティア活動(「未来へつなぐアウトリーチ」)、スペシャルオリンピックスなどに参加する中で、自分の未熟さや知識の無さを実感していると。しかし、現地の方や多くの大人の方との交流によって「人と人とのつながり」を学んだ。高校時代の自分からは計りしれない程「成長」できていると。

 

廣田:愛知学泉大学に入学して「人間力」って言うのかわかりませんが、かなりアップしています。こんな経験・体験できる日々に充実を感じています。愛知学泉大学は地元岡崎市を中心とした三河地域の活性化に積極的に関わり、各専攻の専門性を活かした活動を行っていますが、僕の目標は岡崎の街で「盆踊り」を開催したい!(笑)。専攻の垣根を越えて、学生みんなが楽しめる活動に挑戦したいです。