教員紹介

愛知学泉短期大学 幼児教育学科

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伊藤 智式 Ito, Tomonori

専門分野

  • バイオメカニクス、運動生理学、幼児教育運動遊び、サッカー

研究紹介

  • 運動時の無酸素性エネルギーと有酸素性エネルギーの供給について
  • 競技スポーツパフォーマンスの科学的解析について
  • 幼児から中高年の身体能力の変化と適応について
  • 子どもの運動遊びについて
      

主な担当科目

  • 体育講義
  • 体育実技
  • 幼児体育
  • 幼児と健康
  • パーソナルスポーツ演習
  • チームスポーツ演習
  • 幼児学ゼミナール

教育・社会活動

  • 第11回日本運動生理学会大会実行委員(2003.8)
  • 全国保育士養成協議会中部ブロック第14回セミナー運営委員・実行委員(2008.12)
  • 全国保育士養成協議会中部ブロック第18回セミナー実行委員
  • 平成30年度全国保育士養成協議会セミナー・実行委員.分科会運営責任者(2018.9)
  • 東海体育学会第67回大会・実行委員.座長(2019.11)
      

論文

  • 漸増負荷運動時の最大心拍数とその評価-シャトルランの生理的運動強度はパフォーマスに比例する-.愛知学泉大学紀要 第2巻第1号 2019
  • 低酸素及び高酸素ガスを用いた高強度運動時の酸素需要量の評価.愛知学泉大学紀要 第1巻第1号2018
  • 慣性モーメントを利用した子どもの遊び.愛知学泉大学・短期大学紀要 第50号2015
  • 最大運動後の休息時と無酸素性エネルギーの回復過程.愛知学泉大学・短期大学紀要 第47号2012
  • Effect of ramp bicycle exercise on exhaled carbon monoxide in humans.Journal of Physiological Sciences, Vol.61 No.4, 279-286, 2011
  • Beat-to-Beat Evaluation of Systolic Time Intervals during Bicycle Exercise Using Impedance Cardiography.Tohoku Journal of Experimental Medicine, Vol.203 No.1, 2004
  • Validity of the Adaptive Filter for Accurate Measurement of Cardiac Output in Impedance Cardiography.Tohoku Journal of Experimental Medicine, Vol.202 No.3, 2004
  • 呼気一酸化窒素排出量からみた高所トレーニング効果.第17回:生体・生理工学シンポジウム論文集2002
  • 呼気窒素ガスからみた中高年の体力.総合保健体育科学(Nagoya Journal of Health, Physicsal Fitness & Sports) Vol.25, No.1 2002
  • インターバル形式ミニゲーム練習における異なる2つの急速方法について-完全休息と動的休息が運動強度に及ぼす影響-.MEDICINE and SCIENCE IN SOCCER Vol.19, 1999
  • エアロビックダンス・インストラクターにおけるステップ・エクササイズ中の心拍数に対する段高の影響.名古屋音楽大学研究紀要 Vol.17 1998
  • 浅水位における水中歩行が高齢者の脚筋力に及ぼす影響.名古屋YMCA総合研究所紀要 Vol.1 1998
  • Neuromuscular, metabolic and kinetic adaptations for skilled pedaling performance in cyclists.MEDICINE & SCIENCE IN SPORTS & XERCISE. Vol.30 No.3, 1998
  • 車椅子トラック競技選手の身体能力.名古屋音楽大学研究紀要 Vol.16 1997
  • Comparison of exhaled nitric oxide and cardiorespiratory indices between nasal and oral breathing during submaximal exercise in humans.Japanese Journal of Physiology Vol.47 No.5, 465-470, 1997
  • インターバル形式ミニゲーム練習の休息時間について.MEDICINE and SCIENCE IN SOCCER Vol.17, 1997
  • 電磁ブレーキ式自転車エルゴメーター駆動時における慣性および機械的伝達ロスの評価.Japanese Journal of SPORTS SCIENCES Vol.15 No.2, 1996
  • 小学生のインステップキックの効率.MEDICINE and SCIENCE IN SOCCER Vol.13, 1993
  • 自転車エルゴメーター作業におけるパワーと最大持続時間との関係.愛知教育大学体育教室研究紀要 Vol.16 1992
  • 負荷条件の違いによるペダリング動作の特徴.愛知教育大学体育教室研究紀要 Vol.16 1992
      

学会発表

  • シャトルラン往復持久走テスト時の最大心泊数とその評価.東海体育学会第67回大会2019.11.
  • 高酸素ガス吸入が最大下運動時の呼吸循環機能に及ぼす影響.日本体力医学会東海地方会学術集会2009.3.
  • 運動時のO2pulseの動態とその体力評価指標への応用.日本運動生理学会2003.8.(Advances in Exercise and Sports Physiology Vol.9.4,2003)
  • 胸部インピーダンス法による一定負荷運動時の心機能評価.日本体力医学会東海地方会学術集会2003.3.
  • 呼気一酸化窒素排出量からみた高所トレーニング効果.生体・生理工学シンポジウム2002.9.
  • 超音波診断装置を用いた血管の形態・機能評価.日本体力医学会2000.9.(体力科学 Vol.49 No.6 2000)
  • 胸部インピーダンス法を用いたランプ負荷運動時の心機能評価.日本体力医学会2000.9.(体力科学 Vol.49 No.6, 717, 2000)
  • 直前の無酸素運動が一定負荷運動時の酸素摂取量の定常および動特性に及ぼす影響.日本体力医学会1999.9.(体力科学 Vol.48 No.6, 867, 1999)
  • インターバル形式ミニゲーム練習における異なる2つの急速方法について-完全休息と動的休息が運動強度に及ぼす影響-.サッカー医科学研究会1999.1.
  • 自転車作業時における Power-VO2関係に及ぼす低酸素および高酸素ガス吸入の影響.日本体力医学会1998.9.(体力科学 Vol.47 No.6, 836, 1998)
  • インピーダンス法による運動時心機能の評価.日本体力医学会1998.9.(体力科学 Vol.47 No.6, 827, 1998)
  • 循環機能にみられるゆらぎとその相互関係.日本体力医学会1998.9.(体力科学 Vol.47 No.6, 826, 1998)
  • ランプ負荷運動時の呼気NO動態.日本体力医学会1997.9.(体力科学 Vol.46 No.6, 896, 1997)
  • 休息時間の違いが無酸素性エネルギーの回復に及ぼす影響.日本体力医学会1997.9.(体力科学 Vol.46 No.6, 897, 1997)
  • インターバル形式ミニゲーム練習の休息時間について.サッカー医科学研究会1997.1.
  • 呼吸パターンがNO産生に及ぼす影響.日本体力医学会1996.9.(体力科学 Vol.45 No.6, 679, 1996)
  • ランプ負荷運動を用いたアネロビックキャパシティ推定法の検討.日本体力医学会1996.9.(体力科学 Vol.45 No.6, 688, 1996)
  • 脊髄損傷者の全身持久力評価法としてのPWCの有用性.日本体力医学会1995.9.(体力科学 Vol.44 No.6, 678, 1995)
  • 脊髄損傷者の Arm Crank 作業時のpeak-VO2, VT, HRmaxと車椅子トラック競技成績との関係.日本体力医学会1994.9.(体力科学 Vol.43 No.6, 641, 1994)
  • 電磁ブレーキ式自転車エルゴメーター駆動時における慣性および機械的伝達ロスの評価.日本体力医学会1994.9.(体力科学 Vol.43 No.6, 735, 1994)
  • 小学生のインステップキックの効率.サッカー医科学研究会1992.11.
  • 負荷条件の違いによるペダリング動作の特徴.日本体力医学会1991.10.(体力科学 Vol.40 No.6, 629, 1991)
  • 視覚入力とボールインパクト動作の正確性.日本体育学会1991.10.(第42回日本体育学会大会号(42A), 366, 1991)
  • 顔面浸水の心臓血管系に及ぼす影響について.日本体育学会1988.10.(第39回日本体育学会大会号(39A), 250, 1988)
  • 各種運動負荷テストによるAbnormal ECGの出現率第2報.日本体力医学会1987.10.(体力科学 Vol.36 No.6, 693, 1987)
      

その他

・最近の新聞コラム紹介
【子どもの仕事は遊ぶこと】岡崎げんきっ子新聞2019.8

『小さな子どもたちは、生活の多くが遊びの時間である。勉強や体育の時間は殆ど無い。子どもは遊びの体験を通して身体や心を発達させていく。友達と協力したり我慢したりして、上手く遊べた喜びの中でやさしい心も芽生えてくる。

 娘が幼い頃、知育玩具のお店で少し難しいおもちゃを買ったことがあった。知能の発達を願って娘に与えたものの、殆ど遊んでくれなかった。親の心子知らずと言うよりも親の一人よがりであった。子どもが「パパ、公園のブランコで遊んだよ。体を動かすと元気な子になるんだよ、友達と遊んで思いやりのある子になるんだよ。だからいっぱい遊んだんだぁ」とは言わないだろう。ブランコが楽しいからやっているのだ。我々大人は子どもの遊びを心身発達の手段として捉えているが、子どもにとっては遊ぶことそのものが目的である。遊びは子どもの自由な行動であって、強制されるものではない。やるかやらないかは子ども次第である。けれども大人はあれこれとやらせたくなる。イルカショーのイルカは餌を与えないと芸はしない。物を与えて外発的動機づけをしても内発的にやりたいという意欲は生まれづらい。

 そこで、子どもの好奇心を探っていく。子どもたちにとって、面白そうだな、やってみたいな、楽しいなと思う遊びの環境を与えてやりたい。子どもはそれに飛びついてくる。そして、その遊びが大人が願う一人よがりの内容に近いものであれば尚良いと思う次第である。』

メール:titou@gakusen.ac.jp