教員紹介(現代マネジメント学部 現代マネジメント学科)

氏 名
村林 聖子 Murabayashi, Seiko
担当科目
哲学、法学、現代人権論、ジェンダー論 など
研究紹介
<専門>
法哲学、法思想史

<最近の研究テーマ>
自分とは異なる他者との共存、「寛容」という概念について研究しています。
授業の紹介
●哲学
 古代から現代に至るまで、「人間としてどうあるべきか/どうするべきか」が様々に問われてきました。 自分という存在とそのあるべき行為や決定が、他者・社会・国家との関係で考察されてきました。
 本講義では、「様々に異なる人々の共生はいかにして可能か」という問いを出発点として、 個人・他者・社会・国家の関係についての哲学的考察を進めます。
 「哲学」という言葉はそれだけで難しいという気持ちにさせられますが、 身近なことや当たり前とされていることをもう一度考え直してみようとするアタマの動きが哲学です。
授業における工夫取り組み
 授業ではまず、1989年にフランスで起き、世界で話題になった「スカーフ事件」について話します。
 1989年、フランスの公立中学校に通う女子生徒3名が、 自らの信仰に基づいて「スカーフを頭にかぶったまま通学し授業を受けたい」 と学校側に願い出ました。これに対し学校側は「校内では着用してはならない。 校内で着用するのであれば、学校に来てはならない」と返答しました。
 このやりとりが「スカーフ事件」と名づけられ、世界中で報道され話題となったのはなぜか。 この疑問から講義はスタートします。
 イスラム教では女性は家族以外の人がいる場所では自らの魅力的な部分を 隠さなければならないとされています。 髪をスカーフで隠すのもそのためです。スカーフ事件では、 「イスラム教徒である私のまま中学校に通いたい」と女子生徒は要望し、 これに対し学校側はそのような差異を学校に持ち込むことは許さないという態度を示しました。
 公立中学校という場における「様々に異なる人々の共生はいかにして可能か」 という問いがスカーフ事件だったのです。
 このスカーフ事件を例にして、「個人」という概念や「自由」という概念について の思想的な展開を講義しています。
ティーチング・ポートフォリオ
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