愛知学泉大学

現代マネジメント学部 現代マネジメント学科 マネジメント女子Style

チョコレート×マネジメント
チョコレート×マネジメント
“幸せなチョコレート”って知ってる?
チョコレートを通したフェアトレードで、世の中をHAPPYにするマネジメントを紹介します!
ソーシャルマーケティングを専門に、現代人の働き方、企業の社会貢献などについて研究されている、現代マネジメント学部の三輪昭子先生。講義では、映画やテレビ番組などを利用した分かりやすい内容で、学生の人気を集めています。
今回取り上げるのは、「フェアトレード」。この言葉を初めて聞く人にも、丁寧に分かりやすくお話しくださいました。身近なチョコレートからこんな世界が見えてくるなんて・・・。社会を見つめるきっかけになるかもしれませんね。

「フェアトレード」という言葉、聴いたことあるかな。
聴いたことないかもしれないね。どう?
その「フェアトレード」のことを知ると、幸せなチョコのことがわかっちゃうんだ。
うん、そうなんだ。幸せなチョコレートができちゃうんだよ。意外かもしれないけど、作ることができるんだ。
え? 何だかわかんない? 難しいかな?
だったら、想像してごらん。幸せの味のこと。
眼を閉じて、想像してごらん。幸せって、どんな味かな。

甘くって美味しいなら、幸せな感じがするかな? チョコレートは、甘くって美味しいよね。 そう、普通ならチョコレートの味は甘いですよね。でもね、時にはチョコレートは甘くならないものがあるのです。その理由を、これから考えてみましょう。

フェアトレード Fair Trade

最初に出てきた「フェアトレード(fair trade)」という言葉。ふたつの英単語からできています。分解してみると、「フェア」と「トレード」。「フェア」= fair は、公正とか適正とか、という意味。「トレード」= trade は、交易とか貿易と訳します。日本では、野球選手がトレードでA球団の選手が、B球団の選手と交換される時に使われる言葉でもある。トレードの言葉には交換という意味が含まれています。交易も貿易も、お金と品物との交換と言えるね。つまり、「フェアトレード」は、「公正な貿易」ということ。それが実現されているところに、フェアトレードの認証を与えているのです。その認証に関わる農産物には、カカオ、コーヒー、バナナや綿製品があります。

チョコレートの 味 を知らない 子供たち。

「カカオの国の子どもたちは、チョコレートの味を知らない」と言われています。
カカオの国というのは、カカオを生産できる地域にある国のことです。
チョコレートの原料は皆が知っているカカオ。でも、カカオは日本国内では採れないのです。
カカオが生産できる国は、例えばアフリカのコートジボアールやガーナ。中南米ならエクアドルやブラジル。
それで、日本はカカオを生産できる国と貿易をして、カカオを買うんだ。

「カカオの国の子どもたちは、チョコレートの味を知らない」とは、何を語っているのでしょうか。カカオの国は、ほぼ発展途上国です。経済力が弱く、教育が十分行われていない地域です。そういう国の子どもたちは、学校よりも働くことを強制されます。カカオの農園で働かされる子どもたちは、カカオが何になるかを知らないまま働かされているのです。そんな子どもたちにはチョコレートを味わう時間などありません。幸せな学校生活は夢のまた夢なのです。そのような子どもたちの犠牲で成り立っているチョコレートが美味しいと、言えるでしょうか?あなたはどう考えますか?

フェアトレードでしあわせな人を増やそう!

「フェアトレード」という認証は、発展途上国の生産を守ることと消費者へ農産物の安全性をアピールするために考え出されたものです。安い賃金で働かせた結果の農産物を先進国が安く買うことになると、発展途上国の農民たちの生活が破壊されます。さらに農地に無理をさせ、環境を悪くさせるような方法での生産活動でカカオの生産量を上げて、手に入るお金の量を増やそうとするでしょう。すると、大人も子どもも強制的に長時間働かせられることでしょう。土地も痩せてしまうでしょう。農民たちが普通に生活でき、子どもたちが学校に行けるような生活を保証しなければ、この状態は永遠に続きます。
 公正な価格でカカオが買われるようになれば、それが彼らの生活を支えます。生活の向上が期待できます。しかも、その中で生きる子どもたちに明るい笑顔が出てくるようになるでしょう。これはつまり、幸せな子どもを多く作ることにつながります。そんな子どもたちの親もまた幸せな気持ちになることでしょう。つまり、「フェアトレード」が利用されることで幸せな人々を増やすことができることになるのです。言い換えれば、「フェアトレード」は幸せなチョコレートを作る力を持っているのです。

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