教員紹介

愛知学泉大学 家政学部 ライフスタイル学科

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山田 陽平 Yamada, Yohei

担当科目

  • 心理学
  • 人間関係の心理
  • 教育心理学
  • 発達心理学
  • 生徒指導論(進路指導論を含む)
  • 教育相談(カウンセリングを含む)他

研究紹介

  • 状況的認知論に基づく学習活動の分析と支援
  • 検索練習法による効率的な英単語学習方法の構築

教育活動

  • 奈良教育大学附属中学校3年生「総合的な学習の時間-大学研究室訪問」での特別講義 平成25年,平成27年
  • 中部大学心理コロキウムでの講演 平成25年

著書・論文等

  • 『自ら実感する心理学-こんなところに心理学-』保育出版社 平成28年
  • 『Positive mood enhances divergent but not convergent thinking』Japanese Psychological Research 平成27年
  • 『グループメンバーとの握手は協同問題解決を促進するか』奈良教育大学紀要 平成26年
  • 『捨てる動作が記憶に及ぼす影響』奈良教育大学紀要 平成26年
  • 『パンチすると嫌いになる―身体運動と人物の好意評価との関係―』信学技報 平成25年
  • 『ポジティブ気分による拡散的創造性の促進』信学技報 平成24年
  • 『検索誘導性忘却における競合依存―検索手がかり量の影響―』心理学研究 平成22年
  • 『項目特定処理と関係処理がリスト内手がかり効果に及ぼす影響』認知心理学研究 平成21年

学会発表

  • 『Recognition practice under time pressure can cause retrieval-induced forgetting』2nd International Meeting of the Psychonomic Society 平成28年
  • 『Retrieval practice and foreign-language vocabulary learning』6th International Conference on Memory 平成28年
  • 『Effects of retrieval practice for learning of foreign language vocabulary in Japanese university student』31st International Congress of Psychology 平成28年
  • 『アイデア生成課題における快感情の影響』日本心理学会第79回大会 平成27年

外部研究資金

  • 『検索練習による記憶の促進および抑制効果の生起要因の検討』科学研究費助成事業(若手研究B)研究代表者 平成26年~平成28年

受賞

  • 日本認知心理学会第11回大会 優秀発表賞(新規性部門)平成25年
  • 日本心理学会第77回大会 特別優秀発表賞 平成25年
  • 日本認知心理学会第12回大会 優秀発表賞(発表力評価部門)平成26年

所属学会

  • 日本認知心理学会
  • 日本心理学会
  • 関西心理学会
  • 日本基礎心理学会
  • 日本教育心理学会
  • Association for Psychological Science
  • American Psychological Association
  • Cognitive Science Society
  • The International Society of the Learning Sciences

メッセージ

私たちは,自分自身がどのように学んでいるかを思った以上にわかっていません。自分自身のことなのに。また,「学習する」と聞くと学校の勉強のことをすぐに思いますが,「学校」だけでなく「学校外」でも多くのことを学習しています。例えば,新しく始めたバイトでの仕事に慣れてきて,最近余裕が出てきたとか,新しい(多くの場合より困難な)仕事をまかされるようになったとかは,まさに学習していることを意味しています。言われると当たり前のことなのですが,これらの学校内外での学習というのを暗黙のうちに区別してしまっていて,関係づけることをしないために,学校外での豊富な学びの経験を学校での勉強に生かすことができず,勉強がつまらなくなってしまうのです。反対にいうと,それらを関連づけることができた人は学校の勉強に自分なりの「意味」を見いだし,どんどんおもしろくなるわけです。学校内外の学習を関連づけられるようになるためには,意識して関連づける(関連づけるよう促す)のが一つの方法ですが,もう一つの方法に,学校の授業自体を外に持ち出すという方法があります。つまり授業は教室の中だけ行われるという考えた方をやめるのです。外に出ると,その場所の雰囲気を肌で感じることができ,これどうなっているのだろう?こうしたらどうなるんだろう?といった疑問や仮説がおもしろいほど浮かんできます。また地域の人たちと関わり,ほめられたり,怒られたりします。仲間と協調する過程で自己主張しすぎたり,しなさすぎたりしてけんかになったりします。そして学校に戻り,教室で授業をすると,外に出た経験が自然に使われます。あのときのあれってこういうことか,そうかあの地域の問題はこの考え方でいくと解けるかもしれない,などと。私たち人間は,本来的には社会の中で,生活の中で,からだの感覚をフルに使って多くのことを感じ,人とのかかわりの中で多くのことを学びます。それこそが人が学ぶということです。生きるということです。家政学専攻の生活スタジオという科目は,授業なのに外に出て,またそれを学校に持ち帰って議論して,また外に出て,というループの中で意欲的な学びが起こるようにデザインされています。

ティーチング・ポートフォリオ

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