キャンパスで見つけた面白いこと珍しいことさりげないことを不定期に取り上げていきます。

食物栄養学科「食介護・栄養ケアマネジメント」

 

食物栄養学科「食介護・栄養ケアマネジメント」は時代のニーズに合わせてリニューアルされた科目です。
この授業では、高齢者の身体的特性を理解し、栄養状態や生理機能に応じた栄養ケアマネジメント能力を身につけます。また、介護食としての食材の取り扱いや調理の仕方を学び、摂食から嚥下までを理論的に理解して、おいしく安心して食べられる環境のととのえ方を学習します。

この日は「簡易とろみ測定板」を用いて「とろみの程度」を測定しました。

とろみを付けることで飲み込む力が弱い方でも、飲み込みやすく安全に食事がとれるようになります。
食べる方の嚥下能力に合わせた濃度調整が必要ですので、調整する人によってとろみの濃度が変わってしまわぬように「とろみの程度」を数値化する方法を実践しました。

まず、水、お茶、牛乳、りんごジュースに異なる分量のとろみ調整食品を加えて、とろみ具合の異なる溶液を作ります。

その溶液が中央から一定時間に広がる距離をみることによって「とろみの程度」を数値化します。

測定数が多いため、学生達は温度管理や時間を確認しながら、班ごとに協力して作業を進めていました。