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栄養士の仕事について考える

dsc_0036_1 施設栄養士さんより

食物栄養学科「キャリアデザイン」の授業で、卒業生も多く就職している株式会社 魚国総本社の管理栄養士さんをお招きして「栄養士の仕事について考える」をテーマにお話を伺いました。
栄養士の活動する場は病院・学校・事業所などの他、本日の講師の方が管理栄養士を目指すきっかけとなった、スポーツ選手の栄養と食事をサポートするスポーツ栄養士など多岐に渡ります。

今回は事業所での食事提供のお話をメインに伺いました。
「大企業などでは1日に万単位の食数を提供するところもあり、対象年齢は18歳~65歳までと幅広く、労作(デスクワーク・力仕事等)も様々な方がいらっしゃいます。栄養士が食事を提供する場は数あれど、社員食堂は勤務されている期間という大変長い間に当社の食事を召し上がっていただくことになるかと思いますので、1人1人が満足いただける食事を目指して提供します。」と話す先生の言葉から、栄養士という仕事に誇りを持って取り組んでいらっしゃる様子が伝わってきます。

販売促進のために、日頃から献立名を工夫しており、企画メニューとして季節感を意識したものや昨今の健康志向に応えるメニューなどを考案して自らポスターを制作することもあるそうです。近年では様々な国籍の方が勤務されているので「各国の料理を」という要望があるとのこと。グローバルな料理を週替わりで提供する企画を行って好評を得たそうです。

食事の提供の他にも、健康サポート活動として栄養指導も実施しているとのこと。
「あの食材が体にいいらしいよ」ということは誰でも言えるけれど、その食材に対して「こういう食べ方ができるよ」と提案できるのが栄養士だと思います。」と一人ひとりに語り掛けるようにお話しくださる先生の言葉に、学生達も真剣な表情で聞き入っていました。