キャンパスで見つけた面白いこと珍しいことさりげないことを不定期に取り上げていきます。

「ヤングアスリートプログラム」コーチクリニックを体験

幼児教育学科では、例年学内にてユニファイドスポーツイベントを開催しています(過去開催時の様子)
ユニファイドスポーツとは、アスリート(知的障がいのある人)とパートナー(知的障がいのない人)が一緒にチームを組んで、スポーツを通して交流する取り組みです。

この日は、(公財)スペシャルオリンピックス日本の方を講師に招き、谷村ゼミの学生を対象に「ヤングアスリートコーチクリニック」として、プログラムを開催する際の注意点や方法について講習していただきました。

内容の一部を紹介・・・「時間配分など事前にしっかり計画することは大事だが、まず会場に入ることをためらう子も多くいるため柔軟な対応が必要です。決して強制せず「楽しい」と思ってもらうことが第一!次の参加に繋がるように根気よく誘い掛けを行うことを心掛けてください。」とアドバイスがありました。
また、保護者から離れないなら無理に引き離さず一緒に参加してもらうかたちで進めればよいとのこと。障がいの有無に関係なく兄弟一緒に参加することでお互いに発見があり、交流も生まれるため、ファミリーでの参加も薦めているそうです。

場所を幼児体育室に移してのデモンストレーションでは、用意された道具を使って「歩く」「走る」「ジャンプ」「投げる」などの動きを取り入れたプログラムを3グループに分かれて即興で計画。

講師の方より「実際に手本を示しての説明が分かりやすく、どのチームも様々な動きが取り入れられた面白いプログラムでした。並走してサポートしているのもとてもよかったです。これまでの皆さんの学びが活きていることを感じました。」と評価いただきました。学生からは「数字を使った遊びは数字が分からない子もいるので、色や絵を使用したものに変えると良い。」と改善の意見も上がっていました。

回数を重ねて開催する場合は、段階的にレベルを上げていくようにすることで発達を促すことができるそうです。

楽しみながら短時間でプログラムを計画・実施する学生の姿に、未来の保育者として頼もしさを感じました。