自転車で愛知~鹿児島、一人旅!

鈴木雄大君(現代マネジメント学部3年)の「自転車で愛知~鹿児島、一人旅!」の様子をご紹介します!

鈴木君は、大学では簿記、会計などの授業に興味を持っていて、授業後は部活動に取り組んでいます。剣道部です。先輩後輩の仲も良くメリハリのついた練習をしています。

自転車に興味を持ったのは、大学に入学し自転車通学を始めたことがきっかけ。自転車なら通学にお金もかからないなあ、と思って自転車通学を始めました。自宅からの距離は約20キロ。始めは普通のいわゆる「ママチャリ」でしたが、しばらくして「マウンテンバイク」に変更。通学していく中で、風をきって自然の中を走る魅力を感じるようになりました。

自転車がどんどん好きになり、休日もマウンテンバイクでサイクリングをするように。そうすると、思いもかけないことが!ロードバイクにどんどん追い抜かれるのです。山道を走るのに適したマウンテンバイクより、普通の道を走るのに適したロードバイクのほうが、明らかにスピードが速いのです。そこで、「もっと速く走りたい!」と自分もロードバイクに乗り換えました。それまでよりはるかにスピードアップし、また新たな魅力を感じるようになりました。

「好きな自転車でいろんなところに行ってみたい!」
「南の果て、鹿児島まで行ってみよう!」
というわけで、夏休み、部活動のない日程を選び旅に出ることに。
早速、西日本が全部載っている地図を購入し、自転車旅の計画を立てました。通学でも使っている愛車のロードバイクを使って旅に出よう!荷物は「洋服・タオル・ヘルメット用懐中電気、虫除けスプレー、寝袋、カッパ、歯ブラシ」、これらをリュックに詰め込み重さは約15キロ。タイヤのパンクに備え、タイヤチューブを5本。これは自転車のサドルの下に詰め込んで。

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8月4日:1日目(尾張名古屋と鈴鹿山脈の旅)
愛知県岡崎市を出発。
三河地方から名古屋市内。三重県に入り桑名からいなべを通り鈴鹿山脈を越えます。大変な山道!登っても、登ってもまだまだ続く登り坂。旅の初日にして「ああ、やっぱり戻っちゃおうかな・・・」と弱気になった時も。

滋賀県に入るトンネルの中では、「うっ、足が!痛い」。出発して100キロを超えたくらいのトンネルの中で足がつってしまいました。片足だけでなく両足ともつりそうになったのでトンネル内で一度自転車を降りました。自転車を降り2分くらい足をマッサージして、また自転車へ。なんとかしのぎました。

そのトンネル↓
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東近江市に入り、栗東、草津そして大津へ到着。1日目は150~160キロくらい走りました。15キロのリュックを背負い鈴鹿山脈を越えやっと大津へ。肩、腰、お尻が痛くなりました。

2日目・3日目(琵琶湖周辺・日本の古い伝統が感じられる京都を堪能した旅)
天気もよく大津から京都へ出発。
京都には叔母が住んでいます。「本当に愛知から自転車で来たの?!よく来たね!」と温かく迎えてもらい感謝。京都では観光もしたいと思っていたので「金閣寺」「銀閣寺」「清水寺」「平安神宮」などの名所を自転車でまわり京都市内を観光しました。

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そういえば途中、「火野正平みたいだね」と声をかけられ、何のことかさっぱりわからなったんですが、NHKのテレビ番組で自分のように旅をしていると後で知りました(笑)。

4日目(天下の台所、大阪の旅)
京都に2日間滞在し観光をしたので、ここからはまた一人自転車旅。この日は京都から姫路まで約120キロの旅。ちょうど甲子園球場で高校野球をやっていたのでそこも通りました。京都、高槻、摂津、尼崎、西宮、芦屋、神戸、明石、姫路。「白鷺城」といわれる美しい姫路城も見てきました!

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5日目(いよいよ中国地方へ)
姫路を出発して岡山まで走ります。相生、赤穂、岡山県に入り備前を通り岡山市へ。
愛知県からかなり離れたところまで来たので、たまに見かける「岡崎」「豊田」「名古屋」「尾張小牧」などの愛知県ナンバーの車を見ると、妙に親近感が沸きました。日中はとても暑く、この旅では熱中症対策として水で濡らしたタオルをヘルメットの下に被りながら運転していたのですが、1時間くらいですぐにタオルが乾いてしまいます。その度にコンビニで水分補給しながらタオルを濡らし走っていました。
この日は岡山に宿泊。

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6日目(小京都倉敷と平和都市広島の旅)
兵庫県、岡山県、長い!長かった2つの県を抜け、今日は広島県を目指します。倉敷を通り広島県に入り福山まで到着しました!「広島県=お好み焼き」ということで早速食べよう、とお店を探したのですが、見つからず・・・結局「吉野家」で食べました(笑)。この日は福山に宿泊。

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7日目(ついに来た!しまなみ街道)
福山を出発し、尾道へ。尾道の印象は「外国人が多いな~」といった感じです。坂道も多い街で自転車に乗って観光する外国人をたくさん見かけました。同じ自転車仲間としてちょっと会話をしてみました!話しかけられたことすべては理解できなかった・・・けれど、なんとなく雰囲気で内容はわかりました!気持ちが通じ合えた気がして楽しい気分になりました。

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その後、「美しい海や島を眺めながら空を飛ぶようにサイクリングできる!」というサイクリストに人気のしまなみ街道へ!

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約70キロありました。天気もよく、多くの人がサイクリングを楽しんでいました。道中、「○○まであと○キロ」などと書かれていて、初心者の人でも楽しめる道だな、と感じました。でも思ったより風が強い!ちょっと意外でした。
橋を渡りきったら、もう四国です。

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愛媛県の今治に到着しました。「今日はおいしい魚、お刺身を食べよう!」と決めていたので奮発して食事をしました!お刺身定食すごくおいしかったです!満足満足。

8日目(フェリーに乗って九州への旅)
今治を早くに出発し、80キロほど走り9時くらいには港町、八幡浜へ到着。今日はフェリーに乗って九州に渡るのです。夏休みなのでフェリー乗り場もいつもより混雑していたのかもしれませんが、無事チケットを購入し乗船。約3時間のフェリーの旅です。ずっと陸地を走ってきたので海の上でのんびり、きれいな景色が見られて最高でした。そして九州に上陸。大分県臼杵市に到着です。臼杵市から約25キロ北上し大分市まで行きました。この日は大分で宿泊。

9日目(温泉名所、湯布院の旅)
大分、といえば温泉地です。せっかくなので観光しよう!と思い有名な「湯布院」に行くことにしました。たまには電車に乗ってみようと思い大分から1時間くらい電車に乗りました。いろんな場所から温泉が沸いていて少し幻想的な場所です。ゆっくり温泉につかりこれまでの旅を思い返したりしてみました。お昼ごはんは唐揚げを食べ、まったりと。夏休みとあって家族連れが多かったです。中高年の方も多かったですが、意外にも女子旅と思われる人たちも多く改めて人気の温泉地なんだな、と感じました。
この日は大分に戻って宿泊。

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10日目(最高のロード)
いよいよ大分から南へ向けて出発。
この日は宮崎県延岡まで約90キロの自転車旅。天気にも恵まれました。空の青と大地の緑が美しくて!道も緩い下り道が多くサイクリングしていてすごく気持ちが良かった!思い起こせば今回の自転車旅で一番気持ちよく走れた区間でした。「自転車最高ですよー!」とみんなに伝えたい!
この日は延岡に宿泊。

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11日目(事件に遭遇&神秘的な高千穂峡)
延岡から足を伸ばして高千穂峡へ。写真では見たことがありましたが、どんな滝なのかわくわくしながら出発。この日は時刻表を調べバスで行こうと決めていました。駅に自転車を置きバス乗り場へ。

そこで思わぬ現場に出くわしてしまいした。おそらく高千穂峡に行くと思われる同じ年くらいの女の子が2人、バスを待っていました。しばらくすると2人の近くに一人のおじいさんがやってきて、はじめは女の子と普通に話していましたが、途中から彼女たちのひざを触ったり、近づき始めました。目に余る行動だったので心配し自分が声をかけようとした時、警察の人が来てその場でおじいさんを補導したのです。誰かが通報したのでしょうか?今後しばらくは、その人は延岡駅には出入りできなくなったようです。いつもは自転車でスー、と通り過ぎてしまうのでこんな出来事に出くわすとはびっくりしました。

高千穂峡、それはそれはきれいでした。緑の色が濃くて神秘的です。周りは少しひんやりしていてそれもまた魅力的。心が洗われリフレッシュできた気分になりました。

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電車で延岡まで戻り、自転車で宮崎まで南下。
約90キロ。この旅で1日100キロくらいは普通に運転できるようになっていました。この日は午前中、高千穂峡に行ったので宮崎に到着したのは夜遅かったです。「今日はおいしいお肉を食べる」と決めていたので(笑)、「宮崎牛」のお店を探しました。ちょっと高級そうなお店でしたので入るのに一瞬躊躇しましたが、行ってよかったです。宮崎牛をミディアムレアで焼いてくれて、最高においしかったです!思い出しただけでもニヤニヤしてしまいます。無事に宮崎まで来ることができ自分へのご褒美です。
この日は宮崎に宿泊しました。

12日目(ゴールへ!)
朝起きると、雨。そういえばこの旅で雨に降られたことはありませんでした。この日の走行も約100キロ。愛知から持ってきていたカッパを着ての自転車旅。雨の中、旅のゴールである鹿児島県「鹿屋市役所」を目指し出発。広大な宮崎平野に別れを告げ日南へ南下。そこから西へ行き鹿児島県に入ります。雨も激しくなりどしゃ降りになりましたが、途中で足を止めることなく進みました。志布志を過ぎて菱田川を越え鹿屋市内に。鹿屋市役所の近くに祖母が住んでいるため、ゴールを鹿屋市役所に設定したのです。市役所の近くまで来たので祖母に連絡しました。その頃は雨も上がり気分も晴れやかに。丸いアーチの屋根がある市役所が見えてきました。
祖母の姿もすぐにわかり無事にゴール!「よく来たね~!」と優しく迎えてもらい久しぶりに身内に会えてホッとしたことを覚えています。

愛知を出発して12日間。約1,500キロの自転車旅をしました。
「自転車が好き」「いろんなところへ行ってみたい」「大学のうちにできることをやっておきたい」そんな思いからスタートした旅でした。上り坂、特に山越えはきつく最初は辛かったですが、一度もあきらめることなく楽しい旅ができました。珍しい景色を見れば興奮し、同じ剣道部の仲間や家族に写真を送ったり、「がんばれよー」「気をつけろよー」とかメッセージをもらい寂しくなることもなかったですね。スマホナビを使うことも多く充電がなくなることも度々ありました。そんな時は持参した「西日本全地図」が大活躍。タイヤのパンクの一度もなく、ラッキーだったな~と思っています。本当は愛知までの帰りも自転車旅をしたかったのですが、剣道部の合宿に参加するため飛行機で愛知へ。帰りはあっという間でした。

でも旅で見つけた景色や感動、出会いは自分にとって宝物になりました。もし、自転車の長距離旅をしようとしている人がいたら、絶対におススメします!楽しいですよ!僕でよければいつでも相談に乗ります。一人旅に出ることを認めてくれた両親や旅先でお世話になった祖母や叔母に感謝しています。「おまえがそこまで行きたいのなら行ってこい」と快く送り出してくれた剣道部の顧問の先生や仲間にも感謝しています。この旅で得た経験を活かし、3年生秋季も勉強に、部活にめいっぱいがんばります!

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