氏名

石川博章(いしかわ ひろあき) 教授 教育学修士 図書館々長


担当科目

保育内容(表現)、造形Ⅱ、造形Ⅲ、幼児学ゼミナールⅠ·Ⅱなど


幼児教育学科の学生と作る絵本とカード集

毎年、学生の原画を使って絵本やカード集を出版し、幼稚園や保育園に差し上げています。

『おてんきの本』
 (平成8年)
『絵本土人形』
 (平成10年)
『現代疱瘡絵本』
 (平成11年)
『このマルなあに?』
 (平成12年)
『やさいくだものカード』
 (平成15年)
『かずのカード』
 (平成16年)
『まるカード@』
 (平成17年)
『まるカードAのりもの』
 (平成18年)
『まるカードBじんぶつ』
 (平成19年)
『まるカードCむし』
 (平成20年)
『まるカードDせいかつ』
 (平成21年)
『まるカードEはな』
 (平成22年)
『まるカードFかず』
 (平成23年)
『まるカードGうみのいきもの』
 (平成24年)
『まるカードHぎょうじ』
 (平成25年)
『まるカードIみのまわりのもの』
 (平成26年)


主な研究活動

1. 保育者養成(造形)、こどもの造形
 ・『幼児造形の研究 保育内容「造形表現」』 萌文書林 2014(共著)
 ・『すべての感覚を駆使してわかる乳幼児の造形表現』 保育出版社 2011(共著)
 ・『子どもの表現力をグングン引き出す造形活動ハンドブック』 明治図書 2010(共著)
 ・『素材>学年>時間>動詞で検索する造形教材』 愛知教育大学出版会 2008(共著)
 ・『幼児の創造力育成推進事業実践事例集』 愛知県 2007(共著)
 ・『保育内容 造形表現の探究』 相川書房 1997(共著)

 ・「学生が原画を描くカード集 ―保育現場で使ってもらう『まるカード』出版の試みー」
  全国保育士養成協議会第50回研究大会『研究論文集』 2011
 ・「実践報告:幼児教育学科における「保育内容と指導法の総合演習」
  ―こどもまつりを通した保育実践力の育成―」『愛知学泉大学・短期大学紀要第41号』 2006
 ・「幼児教育科における美術部の活動 その1
  ――学外での造形教室「あそびの学校」の実践――」『愛知学泉大学研究論集第37号』 2002

 ・月刊新聞『げんきっ子』(岡崎市保育園連絡協議会)に記事を連載中
  「子どもの絵はコミュニケーションB―自分とのコミュニケーション―」 66号、
  「子どもの絵はコミュニケーションA―絵にはお話がいっぱい詰まっている―」 62号、
  「子どもの絵はコミュニケーション@―造形活動で育む―」 58号、
  「ハサミ―子どもが初めて出会う刃物A」 54号、
  「ハサミ―子どもが初めて出会う刃物」 50号
  「〈頭足人〉は頭と足の人ではない」 46号、
  「映画「トゥモローワールド」と日本の少子化」 42号、「続・ぬりえの功罪」 38号、
  「ぬりえの功罪」 34号、「命名されたスクリブル」 30号、
  「なぐりがきは紙のムダ?」 26号、「子どもが初めて描く絵」 21号、
  「描画が嫌いになる理由」 18号、「子どもの絵はおもしろい」 13号


2.藤井達吉
 ・「藤井達吉のイマジュリィ(大衆的複製図像)」 『岡崎学』 2012
 ・「藤井達吉の手紙 ――石川利一にあてた62通―― その1〜5」
   『愛知学泉大学・短期大学紀要第35〜42号』 2000〜2007
 ・「藤井達吉と『アヲミ』」 愛知学泉大学・短期大学紀要 第40号 2005
 ・「藤井達吉作品紹介1〜10」 『碧南藤井達吉芸術文化現代』 2〜11号 2002〜2007

3.制作活動
 ・個展、グループ展38回開催
 ・彫刻シンポジウム4回参加
 ・グラフィックデザイン など


社会活動

愛知教育大学非常勤講師
高浜市やきものの里かわら美術館運営審議会委員
所属学会(美術科教育学会、日本保育学会、ものづくり教育会議、大正イマジュリ学会)
子ども造形講座、市民カレッジ、社会教育研修会の講師 など


問わず語り No.A――――子どもの作品を飾るということ

 私は、子どもが描いた絵や、作った作品が欲しくなってしまうことがよくあります。そして見えるところに飾っておきたくなります。なぜだろうと自分で理由を突きつめてみると、子どもの作品は、子どもたちの思いが強く伝わってくるからで、そうした作品からは、こちらが力をもらうことがよくあるからです。月並みな理由に聞こえるかもしれませんので、もう少し詳しく説明をしてみます。
 世の中には、姿かたちが整ったものがあふれています。大量生産大量消費の時代は、今は昔となりましたが、それでもその流れを汲んだものがあちこちに転がっています。しかし、それらは一見デザインは整って見えるのだけれど、中身がこちらに訴えかけてくるものなどほとんどありません。それらの多くが工業製品だからかもしれませんが、芸術作品と言われるものだって大同小異です。そんな中に、子どもの絵なんかがポンと出てくると、表現は荒削りであったり、技巧は拙くても、子どもたちの強い思いがビンビンよく伝わってきます。そして、それらは上手とか下手とかは関係ありません。むしろ下手と言われるような絵の方が強い力を発している時が多いような気がします。無垢なそうした作品から、活力がもらえるのです。ものから力をもらえることはそうそうありません。そういう理由から子どもの作品が魅力的なのです。
 ですから、私は、子どもの作品を自宅で飾っています。ときどき眺めてはニンマリしているので、変な大人かもしれません。皆さんも一度、飾ってみて下さい。子どもには、できれば言葉にして、よいと思う箇所を伝えてあげるといいと思います。「僕の作品をみてニヤニヤしているのは、どこか僕の作品にもいいところがあるのかな」と子どもたちは思ってくれると思います。
 作品を飾るということは、すでに、作品を認めてあげていることになっていますから。子どもにも達成感が生まれますし、自信を持って次に取り組んでいける子に育っていきます。

問わず語り No.@

 生涯で、一番多く絵を描く時期は、乳幼児期です。デザイナーや画家でない限り、それは間違いがありません。 日々、子どもたちは、まったく自由にうらやましいほど多くの絵を、伸び伸びと描きます。これは、子どもたちが、 創造の芽を四方八方に伸ばしている時期だからではないでしょうか。しかし、そんな時期に、 絵を描くことを嫌いにさせてしまうことがあります。原因を探ると、それは、やはり周りの大人が理由であることが多いようです。
 子どもは本来芸術家です。やはり子どもには、造形活動を通して、いろいろなことを学び、創造的な人間に育ってほしいものです。