昨年度は、海外コミュニティ研修「フランスのコミュニティを知る」が実施されました。
2004年度は国内のさまざまなコミュニティで実践的に学ぶための「国内コミュニティ研修」が実施されます。
研修地は、長野県下伊那郡浪合村にある『トンキラ農園』と『浪合学校』が予定されています。
<研修の趣旨>
長野県下伊那郡浪合村は、伊那山間部にある人口規模1000人にも満たない小村です。過疎化によって放置されてきた農耕地を資源として、80年代に観光農業をはじめ、集落整備を進めてきました。その中心地区が『トンキラ農園』です。一方、少子高齢対策として小中学校を統合した『浪合学校』を建設し、これを核とする文教・福祉ゾーンが開発されてきました。
これらを基にした村おこしは、全国でも著名な成功例だとされています。
研修では、数回に渉る事前学習を踏まえて、この両施設の見学と体験学習を行うとともに、現地での講義を受けます。
<事前研修の概要>
○伊那山地の生活史と浪合村の歴史
○浪合村における過疎化とその対策としての観光農業
○少子高齢化に向けた浪合村の対策、浪合学校の説明
<現地研修の概要>
現地では、トンキラ農園の農業施設の見学を行った後、農作業の実体験を行います。また、浪合村の村おこし構想について、これまでの経過をたどりながら、講義を受けます。浪合学校については、その構想計画を学ぶとともに、施設見学を行います。
<日程と単位取得>
3回の事前研修の後、2004年9月10日(金)〜12日(日)の2泊3日、現地での研修を行います。
研修後の報告書まで含め、すべてのプログラムを修了した学生は、学部の「学外研修講座1」または「学外研修講座2」の単位を申請することができます。
(参考)浪合村観光協会のHP
http://www.iidanet.or.jp/namiai/index.html