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卒業生からのメッセージ−2007年―           2007年6月18日掲載
坂井 照実さん  (2003年3月卒業)
          愛知県在住 トヨタ紡織株式会社に勤務

<近況>
 卒業後の3年間は豊田市の臨時職員として、豊田消費生活センターと市民課で行政の仕事に携わり、普段の生活にも実用的なたくさんの知識を得ることができました。
 ボランティア活動の縁でトヨタ紡織鰍フ求人の話を聞き、2006年4月に正社員として就職しました。トヨタグループなどのツナギ服や事務服といったユニフォーム関係の営業事務です。
 最近は気分転換と癒しの為に、中学生の頃から夢だった「陶芸」教室に通い始めました。アットホームな雰囲気の環境の中で楽しく作っています。自分の手で作った物ができあがると嬉しいものです。

<大学・学部で学んだこと>
 コミュニティ政策学部で学んだことは、「コミュニティの問題を見極め、そしてそれをいかにして改善するのか」ということです。
 大学生の時、豊田市(近隣市町)在住・在学の学生を中心として豊田市を拠点に地域活動するサークルである「とよた学生プロジェクト」に所属し活動していました。その活動内容はイベントに参加すること、そして独自の企画を開催することですが、活動中に市街地で見つけた問題について、学生の視点で検討し解決策として起案したものが「独自の企画」となります。
 代表的な「独自の企画」を2つ紹介します。
 1つ目は、毎月1回、市街地にある遊具の無い公園での、小学生までの子ども達を対象とした集団遊びです。週休2日制のゆとりの中、学校・学年の壁を越えた友達づくりを兼ねて外で元気よく遊ぼうという提案で、休日は家の中にこもってテレビゲームをしている子どもが少なくないのではないかという現状判断から企画されました。
 2つ目は、市街地のタバコの吸殻ポイ捨てを無くすためのクリーン活動です。豊田市は名古屋市と違い、禁煙ロードがありません。歩道だけでなく、子ども達が遊ぶ公園にまでも吸殻が落ちていたことから、自分の生まれ育ったまちを少しずつでもきれいにしたいと願い、生まれた企画です。
 活動を通して、学生の「若さ」と「パワー」は、まちづくりに十分貢献できるものだと感じました。仲間とそして大人達と協力しながら、どのようにして良き「とよた」のまちをつくっていくかが大切だと実感できました。
       ◎とよた学生プロジェクトについての詳細はこちら

<在学生へのメッセージ>
 一番強く伝えたいのは、「いろいろなことにチャレンジし、たくさんのことを体験することが大事」ということです。アルバイトでもボランティアでも何でも良いです。その数だけ、自分が将来、社会に対し何ができるのかということが、直接答えに結びつかなくても、ヒントになると思います。活動を通じて出会った人々とネットワークを広く大きく構築することも非常に重要です。
 私は地域活動サークルを通して、3つのことを得ました。1つ目は、自分が地域で活動できるきっかけとなったことです。「ボランティアをしたい」と思っても、最初は、どこから何を始めれば良いのか分からないという状況でしたが、今では市内だけでなく市外のボランティア団体にも入り活動できるまでになりました。2つ目は、同じ年代の友人だけでなく、幅広い分野で活躍してきた大人達や団体とネットワークを築くことができたということです。出会った人達とは今でも仲良く、お世話になっています。そして最後は、上でも述べましたが、自分ができる社会貢献とは何かを発見できる機会でもあったということです。
 学生時代の4年間は、是非有効に使って下さい!!
陶芸を楽しんでいます
学生プロジェクトの仲間と
豊田市街地でゴミ拾い
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