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卒業生からのメッセージ−2007年―           2007年6月18日掲載
柴田 真由美さん  (2002年3月卒業)
          愛知県在住 前田助産院に勤務

<近況>
 現在、名古屋市中村区にある開業助産院の院長の秘書としてマネージャー業務をしています。
 大学卒業後、民間企業に就職し、経理事務を担当していましたが、結婚を機に2年で退社しました。資格を持ちたいと思い、関心があった「健康管理士、予防医学一般指導員」の資格を取得し、学生時代に外部講師としてお世話になったことのある助産師の前田先生に「勉強したいです」と連絡を取り、現在に至っています。
 先生のかねてからの想いもあり、この度NPO法人を取得する運びとなりました。「命の誕生」から始まる人生のあらゆるライフステージにおいて主体性を持って生きていく人と関わり、よりよい人生にしていきたいという想いの、助産院から生まれたNPOです。
 助産院だからこそできる取り組みとして、産後間もない時期のケアができるベビーシッターの育成を始めています(ベビーナーサリー事業)。産後間もない時期の母親の精神的・肉体的負担を軽減させるためのシッター育成です。詳細はこちらのHPをご参照下さい。

<大学・学部で学んだこと>
 「よりよい地域社会を創りたい」という思いが自分の中で育ったことです。
 私は“人と人の関わり”について興味があります。その中でも女性に関心があります。どのライフステージにおいても女性であり続けて欲しい・あり続けたいと思っています。例えば、女性は結婚して名前が変わり「○○さんの奥さん」と呼ばれる、子供が生まれると「○○ちゃんのお母さん」と呼ばれる…そうではなくて、女性にはそれぞれきちんとした名前があり、もっと沢山の可能性があると思うのです。女性がもっと活躍できる場を創っていきたいと思っています。
 また、子育てをする女性をサポートできるような場所を創りたいとも思っています。子育てでぶつかる沢山の壁を一人で苦しませずに、楽しく子育てができるようにサポートをする。具体的には、子育てに息詰まった母親が息抜きできて、話をして相談を受けられて、子どもと出かけることができる、そんな場所を創りたい。それが、地域の人が縦の関係の中でお互いのパワーをよい形でシェアできる社会創りなのだと思っています。

<在学生へのメッセージ>
 学生時代は「何がしたい、どうなりたい」ということはなかなか考えられないかもしれません。でも外に出て、なるべく沢山の人と関わってください! 人との出会いを大切にしてください! 私自身、沢山の人との出会いで、自分がどうなりたいのか、どんな人生にしたいのか考えられるようになりました。
 夢ややりたいことがはっきり決まっている方は、その想いを育て続けてください! あきらめることなく、思い続けてください!そういう思いが出会いを生みます。
 学生時代にしかできないことを沢山経験して、充実した毎日を過ごしてください。

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