矢部 隆 教授

やべ・たかし Yabe Takashi


<プロフィール>                      更新日時:2010/9/21

専   門:

カメ学(爬虫類学)、生態学、行動学、保全生物学


担当科目:

生物学、地域環境論、生態学、
コミュニティ運営実習、専門演習、卒業研究

E-mail:

yabe%gakusen.ac.jp
     (%を@に変換してください)

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カウンター (since 2010/9/21)

最近の研究テーマ:

・日本産淡水生カメ類(ニホンイシガメ、クサガメ、ヤエヤマイシガメ)の
 個体群生態学、生活史の進化の解明
・在来のカメ類の保全生物学
・外来のカメ(ミシシッピアカミミガメなど)の自然環境への影響
・水田生態系におけるカメ類の働き(除草、除虫など)
・遺跡から出土するカメ類の遺体の評価と古環境の復元
 ため池生態系でカメが担っている役割


論文・著書:

著書として
・「淡水生物の保全生態学−復元生態学に向けて−」
 (森誠一編著、信山社サイテック,東京.1999年)
   「道路の敷設がカメに及ぼす影響(pp. 19-32)」の章を執筆

・「里山の生態学−その成り立ちと保全のあり方−」
 (広木詔三編著、名古屋大学出版会,名古屋.2002年)
   「爬虫類と両棲類(pp. 175-200)」の章を執筆

・「動物たちの気になる行動(2) 恋愛・コミュニケーション篇」
 (上田恵介・佐倉統監修、裳華房,東京.2002年)
   「謎に満ちたカメたちの求愛・交尾行動(pp.142-154)」の章を執筆

・「育てて、しらべる 日本の生きものずかん カメ」(集英社,東京.2005年)の監修

その他、学術論文、論文など多数。

所属学会:

Chelonian Research Foundation,日本爬虫両棲類学会,   日本生態学会、その他いくつかの研究会に所属


趣味:

カメグッズ(置物、絵など)の収集、模型作り、旅行。



コメント:

 私は、大学の卒業研究から大学院を経て現在に至るまで一貫して、日本列島のイシガメやクサガメ、琉球列島のミナミイシガメ、そしてペットとして北アメリカから移入され日本に定着した、ミドリガメの名でおなじみのアカミミガメなど、池や川に棲んでいる野生のカメたちの生態や行動を研究してきました。日本のカメ達は、われわれの先祖達が古くから拓いてきた水田やため池、水路などにも非常によく順応しながら生活しています。したがって、カメたちの生活を観察することにより、人里や里山の環境の健全さを知ることもできるのです。
 そんなカメを通して現代の人間を取り巻く自然環境を見ると、どうでしょう。
 元来、人間が生きていくためには直接的にしろ間接的にしろ自然からの恵みを受けることが不可欠です。にもかかわらず、人間は目先の利益や快適さの追及のために自然を破壊し、環境を汚染し続けてきました。そしてその結果、野生生物は言うに及ばず、当の人類の存続すら危ういといった状態に陥っています。もはや人間の活動において自然環境に対する無知や無視が許される時代ではないのです。
 今後さまざまなコミュニティが活動を企画する時には、自然環境に配慮することが最も重要な要件の一つになるでしょう。また、すでに破壊された自然や悪化した環境を、コミュニティの基盤として復元したり改善したりする方法を考えていくことも重要です。
 カメを始めとする自然の生き物を野外で調査研究してきた自然科学者の私が、社会科学の一分野であるコミュニティ政策学において果たすべき役割は、これらのような場面にあると考えています。

教員ブログ:



7月24日-26日:サイエンス・パートナーシップ・プログラム(Science Pertnership Program)

 逢妻地域の小・中・高・大学が連携して: 昨年に引き続き第2回目となるSPP(Science Pertnership Program)事業が、7月24〜26日にかけて行われました。 このSPP事業は独立行政法人科学後術振興機構が実施するもので、「児童生徒の科学技術、理科、数学に対する興味・関心と知的探究心等を育成するとともに、進路意識の醸成及び分厚い科学技術関係人材層の形成を目的として、学校等と大学・科学館等との連携により、科学技術、理科、数学に関する観察、実験、実習等の体験的・問題解決的な学習活動を実施する」(同HP参照)活動です。 このSPP事業には、逢妻女川を考える会、衣台高校、逢妻中学校、美山小学校、小清水小学校と愛知学泉大学コミュニティ政策学部が参加をし、3日間にわたり「カメを中心とした水棲外来生物の定着の現状」をテーマとして、学習活動を行いました。 コミュニティ政策学部からも矢部ゼミを中心に多くの学生が参加し、事業の補助をすると同時に、地元の学校の生徒さんや先生方、そして地域の方と交流を深めました。 このようにコミュニティ政策学部では、教育活動を通じて地域の連携を深めていく活動も行っています。
<写真1> 逢妻女川の調査です
調査
<写真2> この川に住む生物を捕獲します
捕獲
<写真3> 捕獲した生物の説明を矢部教授より受けます
受講
<写真4> この亀は外来種です
外来種
<写真5>小学生から大学生までみんな真剣に取り組んでいます(満足な矢部教授)
満足な矢部教授